ゼネコン 絶頂の裏側

週刊東洋経済eビジネス新書No.254

週刊東洋経済編集部編
2018年6月22日 発売
定価 330円(税込)
ISBN:9784492920558 / サイズ:e新書/並/108

旺盛な建設需要を背景にゼネコンはわが世の春を謳歌する。だが、足元では逆風も吹き始めている。リニア中央新幹線や東京外かく環状道路(外環道)の工事をめぐる談合疑惑が浮上し、事業の展開に不安が生じている。東京五輪後も一定の案件は見えているとはいえ、人手不足も深刻化し、建設現場では高齢になった職人の大量引退が控えてる。また長期的に見れば国内の人口は減少していき、それに比例して建設市場も縮小する可能性もある。建設以外の収益柱の育成が欠かせない。五輪後に需要が急減しても、それをしのげるだけの準備ができているか。それが勝負の分かれ目となりそうだ。好調はいつまで続くのか。建設業界の先行きを占う。

本書は『週刊東洋経済』2018年2月17日号掲載の22ページ分を電子化したものです。

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概要

旺盛な建設需要でゼネコンはわが世の春を謳歌する。だがリニア新幹線をめぐる談合疑惑が浮上し不安も残る。さらに人手不足も深刻化し、逆風も吹き始めている。五輪後の需要減への対応は?。それが勝負の分かれ目か。

目次

ゼネコン絶好調
大手抜きでは造れないリニア談合疑惑の深層
生コン組合は独禁法適用除外
外環道でも談合疑惑 契約手続きが中止に
豊洲市場では相次ぎ不調 東京都入札改革の是非
再び脚光を浴びるCM方式
INTERVIEW 上智大学 法科大学院教授・楠 茂樹
 発注者にも説明責任がある
日建設計、パシコンと提携 ソフトバンクの狙いは?
建設業界を襲う職人大量引退の恐怖
処遇改善の切り札が2018年秋稼動
人手不足解消へ労組とタッグ
後継者不在が7割! 休廃業が止まらない
収入でも学生は敬遠! 人集めに業界は躍起
五輪後は再開発頼み 大手でも先行き不安
業界期待のPFIに暗い影 契約後に相次ぐ計画見直し
建設業界の変革に挑むスタートアップの実力

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ