ソニーに学べ

週刊東洋経済eビジネス新書No.318

週刊東洋経済編集部編
2019年11月22日 発売
定価 440円(税込)
ISBN:9784492921197 / サイズ:e新書/並/86

一時期は「もう終わった会社」と揶揄されることもあったソニーが、今や高収益企業に変貌した。営業利益の7割近くを稼ぐのが、ゲームや音楽、映画といったエンターテインメント系のコンテンツ事業だ。なかでもゲーム事業は最も利益を生む看板事業になった。エレクトロニクス事業でも「規模ではなく違いを追う」という戦略の下、テレビやカメラなどは高付加価値品に集中し、しっかり利益が出る構造に変えた。
 ソニーの施策を詳細に分析することで、「成長の限界」に直面するほかの日本企業への教訓が浮かび上がるはずだ。

本誌は『週刊東洋経済』2019年7月6日号掲載の24ページ分を電子化したものです。

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概要

一度は「負け組」の烙印を押されたものの、ソニーはそこから過去最高益を更新するまでに復活した。成熟を成長に変える方程式とは? 「成長の限界」に直面するほかの日本企業への教訓が浮かび上がるはずだ。

目次

ソニーの変貌と現在地
ソニーに学ぶ3つの教訓
 創業精神を時代に合わせて「アップグレード」せよ
 衰退市場でも成長できる! 「計画的長寿命化」を実行せよ
 厳選した収益柱に投資を集中 ナンバーワン事業を死守せよ
ソニーブランドの新しい高め方
INTERVIEW グーグルがすぐ追いつくとは思わない(西野秀明)
CMOSセンサーの技術力
【誌上講義】ソニー復活のポイント
激論! どうなる?これからのソニー
利益率を高める買収や提携が必要(小野雅弘)
技術資産の棚卸しで1兆円事業をつくれ(久保田朋彦)
「吉田ソニー」を待ち受ける試練
車載用半導体に攻め込むソニーの勝算
INTERVIEW ソニー元CEOに聞く(出井伸之)
 吉田さんにとって僕は反面教師だと思う

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ