三菱今昔 150年目の名門財閥

週刊東洋経済eビジネス新書No.347

週刊東洋経済編集部編
2020年11月25日 発売
定価 550円(税込)
ISBN:9784492921487 / サイズ:e新書/並/140

1870年(明治3年)の創業から2020年で150周年を迎えた名門財閥。三菱は幅広い事業分野に根を張る日本を代表する企業集団だ。グループの企業数は4521社。3大財閥グループの中でも群を抜く。資産、負債・純資産計は約433兆円にも上り、その額は国の資産が約670兆円であるのと比べると圧倒的だ。歴史の流れとともに、最強集団としての地位を強固にしてきた三菱。かつてないグローバル化やデジタル化という令和の荒波を前に、150年目という節目に立った名門財閥はどこへ向かうのか。その「潜在力」と「山積する課題」を追った。

本誌は『週刊東洋経済』2020年3月21日号掲載の34ページ分を電子化したものです。

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概要

1870年(明治3年)の創業から2020年で150周年を迎えた名門財閥。三菱は幅広い事業分野に根を張る日本を代表する企業集団だ。三菱の歴史と今を見ながら、その「潜在力」と「山積する課題」を追った。

目次

三菱 名門財閥の巨大経済圏
岩崎4代の偉業と末裔の今
大番頭 荘田平五郎の偉業
荘田が語った「賃金」「高等教育」問題
INTERVIEW 岩崎彌太郎の玄孫 木内孝胤
 「4代目当主の寛彌氏は頭取の器だった人。しかし、排除された」
経済史家が語る“三菱”発展の真実
「三菱トリビア」10選
すごすぎる三菱の福利厚生
トップ27社「金曜会」の内幕
主要産業で存在感 スリーダイヤの覇権力
時価総額で見る三菱内格差
〔三菱の今〕
【三菱重工業】失速スペースジェット 泥沼にはまる次の稼ぎ頭
INTERVIEW 三菱重工業 社長・泉澤清次
【三菱商事】総掛かりでグループ支援に臨む
INTERVIEW 三菱商事 社長・垣内威彦
【三菱UFJFG】異例人事続くメガバンク
【三菱電機】自殺者を追い詰めた共通点
【三菱地所】「丸の内の大家」の危機感
【ニコン】カメラ不振で営業赤字転落
【キリン】「多角化」の行方に暗雲
三菱と大学の意外な関係
三菱を牛耳る? 三田会の巨大パワー
経営学から見た三菱の未来

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ