電機の試練

週刊東洋経済eビジネス新書No.351

週刊東洋経済編集部編
2021年1月8日 発売
定価 440円(税込)
ISBN:9784492921524 / サイズ:e新書/並/128

過去20年ではITバブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災と、3つの大きな危機を経験し、人員削減や事業構造の見直しなどを進めて乗り越えた電機業界。そこへ、世界的なコロナ禍が直撃。再び大きな試練の時を迎えた電機業界はどう戦っていくのか。大手8社(ソニー、パナソニック、シャープ、日立製作所、東芝、三菱電機、NEC、富士通)だけではなく、半導体製造装置や電子部品など、日本企業が強さを発揮できそうな分野もある。各社の課題とともに分析していく。

本誌は『週刊東洋経済』2020年6月20日号掲載の30ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のもので、新型コロナウイルス感染症による、その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

過去の巨額赤字で負った深い傷がようやく癒えてきたところに、コロナ禍の直撃。長期戦も予想される中、再び大きな試練の時を迎えた電機業界はこの先どう戦っていくのか。日本企業の強さと課題を分析していく。

目次

浮沈を決めるアフターコロナ戦略
いまだ視界不良のパナソニック
振り返るべき山下改革の神髄
ソニーの不安は“PS5”
INTERVIEW【ソニー】「金融やエンタメにも研究開発を広げていく」
INTERVIEW 著名アナリストが読み解く
「ソニーは利益率15%が必要」(小野雅弘)
「パナの車載事業は課題が多い」(中根康夫)
日立を襲う数多くの難題
INTERVIEW【日立】「車はCASEが加速 規模で1番手を目指す」
東芝「車谷改革」の憂鬱
INTERVIEW【東芝】「市場混乱の今こそM&Aのチャンスだ」
もがき続けるJDIとルネサス
シャープ「再成長」の茨道
“優等生”三菱電機の誤算
NEC、富士通を脅かす外敵
存在感増す富士フイルム、キヤノン
半導体製造装置、工作機械の前途
INTERVIEW【ディスコ】「社会や生活が変化し半導体需要は一層増加」
コロナ禍に負けない5G
白物家電でさえ単品売りは崩壊へ(冨山和彦)

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ