事業承継M&A

週刊東洋経済eビジネス新書No.358

週刊東洋経済編集部編
2021年4月6日 発売
定価 440円(税込)
ISBN:9784492921593 / サイズ:e新書/並/128

ゼロから事業を興し、さまざまな浮き沈みを経験しながら、長年にわたってかじ取りを行ってきた創業者にとって、会社は「わが子」のようなもの。その会社を手放すことは、とてつもなく大きな決断です。そうした中、会社を売却したい売り手と、事業を拡大したい買い手を仲介する会社やマッチングサイトが急増している。なかでもM&A仲介ビジネスは右肩上がり。ただM&A業界からは「利益相反に当たるのではないか」との指摘もあります。かけがえのない会社を承継する決断を後押し、事業承継で後悔しないための知識とノウハウを詰め込みました。

本誌は『週刊東洋経済』2020年9月12日号掲載の30ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。情報は底本編集当時のものです。このため、その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

中小企業経営者の半数以上が、会社を譲る事業承継について考えていない。しかし、いつまでも社長を続けられるわけではない。ならば、コロナ禍の今が決断のタイミングだ。わが子同然に育ててきた企業を譲るのだ。

目次

待ったなしの後継者問題
タイプ別に見るお得な会社の引き継ぎ方
【親族内承継】上手に節税して継がせる
承継税制を使ってはダメな人
【第三者承継(M&A)】売却価格引き上げがカギ
【MBO・外部招聘】買収資金の手当てが必要
【廃業・倒産】お金を残す「会社のしまい方」
こんな社長が倒産させる
INTERVIEW 事業承継を成功させるには「情と理」が必要(福谷尚久)
特例措置は事業承継加速の重要な「カギ」
INTERVIEW オーナー経営者の決断
 ファンケル 創業者・池森賢二
新たなプレーヤーでバブル到来の承継市場
INTERVIEW 「ファンドで承継を支援する」(岩永省一)
大手のGCAも殴り込み
M&Aマッチングサイトも勃興
M&A仲介大手の正体
INTERVIEW 「利益相反との批判は間違っている」(三宅 卓)

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ