先を知るための読書案内

週刊東洋経済eビジネス新書No.422

週刊東洋経済編集部編
2023年4月17日 発売
定価 550円(税込)
ISBN:9784492922231 / サイズ:e新書/並/176

新しい世界秩序や社会の仕組みはどうつくられるのか。私たちはどう生きていけばよいのか。頼りになるのは、良質で正確な情報や知識、そして蓄積された教養である。それを確実に獲得できる手段は読書しかないはずだ。政治や地政学など各分野の専門家が「先を知るための本」を紹介してくれる。激動の世界を生き抜くための武器にしてほしい。

本誌は『週刊東洋経済』2022年4月30日・5月7日合併号掲載の37ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

「ポスト冷戦」の時代が終わった。私たちはこの激動の世界をどう生き抜いていけばよいのか。新しい世界秩序や社会の仕組みは?。先を知るための道しるべとなる本を各分野の専門家に推薦してもらった。

目次

ベストブック2022
【格差と気候変動】戦争と気候変動は同根だ 弱者を犠牲にせぬ社会を
【ポスト冷戦の終わり】冷戦後の“原理主義”に染まらないために読書を
【世界の新秩序】グローバル化を志向する日本は周回遅れといえる
【ロシアとプーチン】21世紀に古典的戦争がなぜ始まったのか
【ウクライナを知る】100年にも及ぶ日本人との意外な関係
【欧州政治を知る】政治と社会の今の姿を巨視的に捉える
【欧州の真実】客観的・多面的な思考で国際的な対立を見る
【独裁とポピュリズム】普通の人たちが虐殺に加担するとき
【バイデン政権の未来】冷戦時代に戻った世界 米国はどこへ向かう
【米国の外交】黒子に回る米国の思考を理解する
【中国の今後】格差が広がる大国の明と暗を想像する
【危険度増す北朝鮮】独特の行動の裏にある理論や目的を読み解く
子どもの知的好奇心を高める本
【地政学から見た日本】「最悪」の事態を想定し古典的文献から学ぶ
【エネルギー危機】クモの糸を解きほぐす資源争奪戦の地図
【ウクライナ戦争と日本経済】現代ロシア研究書で衝突影響をイメージ
【生活経済】インフレ発生のとき取るべき行動とは
【デジタル時代】未来の生活の予測にはSF的な発想も必要
【ブルシット・ジョブ】資本主義維持のために「余計な仕事」が増える
【東洋思想の仕事術】ロマン主義から脱却し「パターン」を修得せよ
【テクノロジーの未来】近未来の実際の姿は「人の価値観」で決まる
【パーパス経営】日本の経営は周回遅れ 「志本主義」移行を急げ
【歴史と経済】資本主義を理解し過去の経済危機に学ぶ
【哲学から理解する】哲学的な視点で見ると危機は別の風景となる
【教養としての文学】先が読めない時代に文学の普遍的価値を
【教養としての音楽】戦争や政治と関わり発展してきた芸術
INTERVIEW 「芸術を愛さない人が戦争を起こしてしまう」(横尾忠則)
【地球規模の危機】ビジネスリーダーが読むべき教養書
【古典に目を向ける】希望を失う前に読む先哲の言葉

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ