東芝の末路

週刊東洋経済eビジネス新書No.435

週刊東洋経済編集部編
2023年9月1日 発売
定価 550円(税込)
ISBN:9784492922361 / サイズ:e新書/並/140

不正会計の発覚から7年。迷走を重ねた東芝が株式非公開化への一歩を踏み出した。モノ言う株主たちに経営を翻弄された末の決断だ。本誌ではさまざまな角度から、この創業150周年を目前とする名門企業の末路を描き出す。取締役会は同床異夢が続き、ガバナンス不全は重篤化、インタビュー取材に応じた島田太郎新社長の描く新戦略にはすでに3つの懸念が浮上している。混迷の長期化で30代は見限り新卒学生からは敬遠されるなど、グループ12万人組織で進む人材先細りの現状についても迫った。その深まる混迷とは?

本誌は『週刊東洋経済』2022年8月27日号掲載の34ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

不正会計の発覚から7年。迷走を重ねた東芝が株式非公開化への一歩を踏み出した。モノ言う株主たちに経営を翻弄された末の決断。創業150周年を目前とする名門企業の末路を描く。

目次

〔プロローグ〕非公開化へのカウントダウン
筆頭株主エフィッシモの狙い
【揺れる経営】株主大分裂で失った経営の舵
COLUMN 6000億円増資の代償
同床異夢が続く取締役会
非公開化は「おいしい投資」
視界不良のキオクシア上場
【多難の新戦略】「データで稼ぐ」は可能なのか
量子技術はいつ花開く
島田太郎社長とは何者か
事業の「成長性通信簿」
売却事業たちの「その後」
INTERVIEW 「私はビジョンを示した あとは株主の選択を待つ」(島田太郎)
【社員の葛藤】グループ12万人を待つ未来
【誌上座談会】東芝 社内のリアル
12万人社員の最新懐事情
COLUMN 従業員持ち株会は今がお得
〔エピローグ〕遠く離れた日立の背中

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ