ゼネコン 両利きの経営

週刊東洋経済eビジネス新書No.437

週刊東洋経済編集部編
2023年10月5日 発売
定価 440円(税込)
ISBN:9784492922385 / サイズ:e新書/並/130

ゼネコン業界再編の機運が一気にヒートアップしている。異業種参入、アライアンス、グループ化という3つのムーブメントから、転換期を迎えるゼネコンの最前線に追った。再編の行方について大手ゼネコン・トップにインタビュー。一連の動きの背景にあるのは、建設市場の先行きの不確かさを見据えた「非建設」事業を強化する動きだ。REIT参入、不動産開発、環境ビジネスなど非建設事業との「両利きの経営」に走る各社の取り組みを追った。

本誌は『週刊東洋経済』2022年9月10日号掲載の31ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

ゼネコン業界再編の機運が一気にヒートアップしている。背景にあるのは建設市場の先行き不透明感を見据えた「非建設」事業を強化する動きだ。大再編へ向けた3つのムーブメントから業界の最前線に追った。

目次

〔プロローグ〕転換期迎えるゼネコン
【業界再編】異業種が見いだす鉱脈
激化する東洋建設買収戦
INTERVIEW 「交渉入りの環境づくり必要」(東洋建設・藪下貴弘)
【アライアンス】25社連合は技術革新を起こせるか
INTERVIEW 「2022年に量産化したい」(鹿島建設・伊藤 仁)
【グループ化】清水建設 拡大戦略の2つのリスク
大和ハウス データセンターへ果敢に攻勢
INTERVIEW 超大手ゼネコントップを直撃
 「建設業は労働集約産業から技術優先産業へ変貌する」(大成建設・相川善郎)
 「川上から川下までの領域を個社開発する時代ではない」(大林組・蓮輪賢治)
 「建設業の『2024年問題』に果敢に挑戦していく」(清水建設・井上和幸)
【新時代の両利き経営】「REIT参入」の乱打戦
バブル再び? 不動産開発の焦点
「環境ビジネス」の3領域
注目されるインフラ運営の「源泉」
INTERVIEW 「コンセッションしか生き残る道はない」(岐部一誠)
オープンハウス 1・2兆円市場に食い込む営業力
【中小ゼネコンの断末魔】忍び寄る「コロナ倒産」 地方ゼネコンの悲鳴
〔エピローグ〕レガシー産業が問われる変革の本気度

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ