米中大動乱

週刊東洋経済eビジネス新書No.443

週刊東洋経済編集部編
2024年1月10日 発売
定価 550円(税込)
ISBN:9784492922446 / サイズ:e新書/並/132

制御困難な米国のインフレと急失速する中国経済。21世紀の経済成長を牽引してきた両大国が大混乱に陥っている。政治的動揺もはらむ未曾有の危機が、日本へも襲いかかろうとしてる。保守・リベラル間の溝が一層深まり、もはや「内戦前夜」と形容される米国社会。また中国経済を押し上げてきた「不動産バブル」がついに最終局面を迎える中で、異例の3期目を迎える習近平政権の野望に迫る。日本への影響も大きい半導体やEVなど米中相克の産業の最前線も描いていく。

本誌は『週刊東洋経済』2022年10月29日号掲載の34ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

制御困難な米国のインフレと失速する中国経済。経済成長を牽引してきた両大国が混乱に陥っている。政治的動揺もはらむ未曽有の危機が日本に襲いかかる。内戦前夜とも形容される米国社会、習近平政権の野望を追う。

目次

米中発のリスクが暴発寸前
INTERVIEW 「米国の分断と民主主義の危機」(フランシス・フクヤマ)
【米国現地ルポ】「内戦前夜」の米国社会 極限に達する相互不信
COLUMN オバマが語った米国の分断
「トランプ信者」とはいったい誰か
米国は足早に景気後退に向かう
世界に広がる「流動性」危機
デカップリングできない半導体
【財新リポート】中国の「半導体キーマン」が続々連行される衝撃
混乱するEV政策の行方
COLUMN 「IRA」を生んだ米国政治の思惑
電池資源の中国排除 最終的にEV価格は上昇
日本企業は板挟み 中国の「国産化」要求
中国が主導する「グローバルサウス」
明王朝と習政権共通する「弱点」
日本を追い詰める米中「新冷戦」の号砲

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ