総孤独社会

週刊東洋経済eビジネス新書No.447

週刊東洋経済編集部編
2024年2月7日 発売
定価 550円(税込)
ISBN:9784492922484 / サイズ:e新書/並/128

一人暮らし世帯が4割に迫ろうとする今、頼れる人のいない孤立状態に、あなたの親・子・同僚など、誰もが陥りかねない。とりわけ病気や離婚、失職をきっかけに、相談相手がいない働き盛りの「超孤独」に、ある日突然陥るかもしれない。役職定年世代の50代、コロナ禍で生活困窮が露呈した中高年女性、過度な気遣いで疲弊するZ世代など、「総孤独」ともいえる日本社会の現実から「成年後見人」の巧妙な罠、家事や介護に縛られる20代・30代「若者ケアラー」の実態を追った。

本誌は『週刊東洋経済』2022年11月26日号掲載の32ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

「ぼっち」から「ソロ活」へ。孤独を前向きに捉えようとする現代。ひとりは本当に幸せなのか。一人暮らし世帯が4割に迫ろうとする今、頼れる人のいない孤立状態に誰もが陥りうる。その現実とは……。

目次

データでわかる日本の孤独社会
「役職定年」の50代を襲う孤独
山上徹也が夢見た「社会との接点」
氷河期世代のあらがえない孤立
【ルポ】特殊清掃の現場が照らす日本の暗部
埋もれる中高年女性の貧困
INTERVIEW 「自分が悪いと思わないで堂々と助けを求めていい」(遠藤良子)
「コロナ × Z世代」の憂鬱
親族に引き取ってもらえない遺骨の「声」
セレブな街に埋もれる高齢者の声なき声
INTERVIEW 「一人暮らし高齢者の半数は生活保護水準以下」(河合克義)
相談の約6割は「親の面倒を見たくない」
INTERVIEW 「孤独・孤立に陥る高齢者ほど詐欺被害に遭いやすい」(駒村康平)
身寄りのない単身高齢者が陥る社会的孤立
あなたの親を狙う「成年後見人」の巧妙な罠
家族、行政の助けなく孤立無援 「若者ケアラー」の実態
子どもの「孤立」防ぐ東北被災地の奮闘
INTERVIEW 「家族、農村、会社からの解放を求め、そして“孤独”になった」(石田光規)

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ