漂流するセブン&アイ

週刊東洋経済eビジネス新書No.465

週刊東洋経済編集部編
2024年11月11日 発売
定価 440円(税込)
ISBN:9784492922668 / サイズ:e新書/並/108

小売業初の売上高11兆円超を達成したセブン&アイは、物言う株主の攻勢を受けて防戦一方だ。過去の遺産の処理で袋小路にはまり、その先行きは不透明のままだ。コンビニの商品開発に必要だと主張するヨーカ堂再建策の成否や、無期限延期で行き詰まった「そごう・西武」売却のお粗末な顛末の裏側を描き出す。また社内からも疑問の声が上がる井阪社長体制のガバナンス不全の実態にも迫り、セブン&アイの進むべき道について提言したい。

本誌は『週刊東洋経済』2023年5月20日号掲載の28ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

小売業初の売上高11兆円超を達成したセブン&アイ。だが物言う株主の攻勢を受けて防戦一方。過去の遺産の処理で袋小路にはまり、その先行きは不透明だ。必要なことは発想の転換だろう。

目次

〔プロローグ〕追い詰められるセブン
スピードウェイに未来はあるのか
イトーヨーカ堂再建策の成否
INTERVIEW 「井阪社長は退任いただき選択と集中を進めよ」( D.Robert Hale )
アパレル撤退後は「食&薬」で攻める
アパレルメーカーの本音
隠し球のミニスーパー
INTERVIEW 「社員と痛みを分かち合い 改革を進める覚悟がある」(伊藤順朗)
そごう・西武売却のお粗末
取り残される従業員のいら立ち
INTERVIEW 雇用維持、事業継続が最優先(寺岡泰博)
池袋を狙うヨドバシの深慮遠謀
井阪体制の危うい統治
鈴木・井阪両氏が果たした歴史的和解
伊藤雅俊と鈴木敏文 暗闘の半世紀
INTERVIEW 「商人と革命児の両輪があったから成長できた」(伊藤元重)
INTERVIEW 「競争力の源泉であるヨーカ堂は絶対に残す」(井阪隆一)
〔エピローグ〕セブン&アイの進むべき道

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ