第1部 はじめに
1-1 不動産取引法務をめぐる政策課題
慶應義塾大学大学院法務研究科教授 松尾 弘
第2部 不動産取引法務の主要課題
2-2 紛争予防の観点から見た不動産取引とその対策
弁護士 宇仁 美咲
2-3 民法改正に伴う不動産取引における法的課題
弁護士・法政大学教授 高須 順一
2-4 企業不動産法の政策課題
弁護士 小澤 英明
2-5 不動産取引における心理瑕疵の説明義務
弁護士 渡辺 晋
第3部 不動産取引における現代的な政策課題
3-6 空き家賃貸借住宅の活用促進と原状回復時のトラブル防止
弁護士 犬塚 浩
3-7 空家法制定後における市町村の条例対応とその特徴
上智大学教授 北村 喜宣
3-8 収益還元価値を利用した新しい住宅金融の可能性
青山学院大学大学院法学研究科教授・金融技術研究所長 一般社団法人移住・住みかえ支援機構代表理事 大垣 尚司
3-9 マンション終末期問題への対応策─放棄ルールと解体費用事前徴収の仕組み
株式会社富士通総研経済研究所主席研究員 米山 秀隆
3-10 賃貸住宅におけるサブリース事業の実態と法的課題
麗澤大学経済学部教授 太田 秀也
3-11 東日本大震災と熊本地震における不動産市場の課題─仮設住宅から恒久住宅への移転の課題を中心として
東北大学大学院法学研究科・災害科学国際研究所教授 島田 明夫
3-12 国際的な不動産取引における課題─宅地建物取引業法の適用関係を中心に
弁護士 高川 佳子
第4部 不動産市場の現代型課題に応じた専門家の役割
4-13 不動産取引の紛争・処分事例・判例の変遷・傾向から見る近年の課題
一般財団法人不動産適正取引推進機構研究理事兼調査研究部長 小林 正典
4-14 宅地建物取引士に求められる土地・建物の調査実務
不動産鑑定士 吉野 荘平
4-15 境界をめぐるトラブルと売主・媒介業者としての留意点
司法書士法人・土地家屋調査士法人遠山事務所代表・土地家屋調査士 遠山 昭雄
4-16 不動産登記の実務における政策課題
司法書士 山内 鉄夫
4-17 所有者不明土地問題と土地制度─人口減少時代の法的課題
公益財団法人東京財団政策研究所研究員 吉原 祥子