『三国志』に学ぶリーダー哲学

竹内 良雄著/川﨑 享著
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492961902 / サイズ:四六/並/272

中国の歴史のなかでも、特に日本人になじみの深い時代を挙げるとすると、後漢末期から晋王朝成立までの『三国志』の時代は外せない。この時代は複雑な外交が展開された時代でもある。こうした外交の難しさは、大きく時を経た現代においても変わるところがない。また、『三国志』に描かれる人間の葛藤や苦悩、智謀と計略、危機に際しての行動や決断、悲運や幸運などは、今の時代に生きる我々が共感を持って重ね合わせることができるものばかりだろう。
本書は『三国志』に登場する数々のリーダーの実像に迫り、その優れたリーダーシップをエピソードともに解説するものである。さまざまなリーダーのマネジメント手法を紹介しており、現代に応用可能なストーリーを豊富に解説。不確実で先の見通せない時代状況にあって、日々の意思決定に悩んでいるリーダーこそ、過去の歴史に学ぶ必要がある。人生の方向性を見失いそうなとき、行き詰まりそうなとき、歴史書には解決のヒントとなるものが必ずある。『三国志』はそんなヒントの詰まった宝庫である。

試し読み

商品を購入する

概要

『三国志』は中国の歴史に名を残した多数のリーダーの言行録でもある。壮大な歴史の叡智を鮮やかに、わかりやすく解説する。

目次

1 トップたる者の宿命
2 リーダーだけが持つ器量
3 組織を動かす原理原則
4 人を信じて育てる

著者プロフィール

竹内 良雄  【著】
たけうち よしお

1945年東京都生まれ。東京都立大学大学院中国文学科修士課程中退。慶應義塾大学、法政大学、学習院大学、中央大学等での非常勤講師、慶應義塾大学経済学部教授(中国語)を務め、慶應義塾大学名誉教授。SBI大学院大学非常勤講師。

川﨑 享  【著】
かわさき あつし

1965年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。ミシガン州立大学大学院史学修士課程修了(中国研究・国際政治)。電機メーカー及びコンサルティング会社役員を経て、2013年5月より日本製造業の一業種一社による異業種集団であるNPS研究会を運営する㈱エム・アイ・ピー代表取締役社長。