臨時増刊・別冊

2022年版
2022年10月24日 発売
定価 1,200円(税込)
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週刊東洋経済が臨時増刊号として毎年秋に発刊する「生保・損保特集号」。今年のメインテーマは「ポストコロナ時代の保険の価値」です。

特集の取材を開始した7月は、新型コロナ感染拡大の第7波が日本全国をまさに急襲し始めていました。そのため、コロナ後の世界を見通したようなテーマは時期尚早ではないか、という一抹の不安を抱えながらのスタートでした。

その一方で、当時はすでにウイルスの変異やワクチンなどによって重症化率が低減し、入院が必要ない軽症者が圧倒的多数を占めるという状況にあり、政府の対応方針をめぐって変更を求める声が徐々に強まっていた時期でもありました。

そのこともあって、収束への道筋が見え始めたと判断し、ポストコロナ時代というテーマは変えずに取材を進めることにしました。

結果として、政府は9月に新規陽性者の全数把握をやめ、感染症としての危険度を事実上大きく引き下げる方針に転換しました。その方針転換によって、保険業界においても支払いが急増していた入院給付金について、対象者を大きく絞り込むといった措置に踏み切ることになったわけです。

日本がポストコロナ時代に向けてゆっくりと歩き始めた中で、生命保険や損害保険の価値、あるべき姿とはどう変わり、また変わっていくべきなのか。23人の経営者インタビューをはじめとして、将来を一考する上での材料をふんだんに盛り込みましたので、是非手に取ってご覧頂ければ幸いです。

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目次

■協会会長インタビュー
稲垣精二〈生命保険協会〉/白川儀一〈日本損害保険協会〉 

■金融庁監督局長インタビュー
伊藤 豊

 特集Ⅰ 2022年度の生保業界展望
営業改良で新契約3年ぶり好転

コロナとの激闘900日 生保各社奔走の舞台裏

金融庁レポートに見る生保業界への期待と課題

活況呈する少額短期保険 大手続々参入で競争激化
INTERVIEW 光本 正〈ニッセイプラス少短社長〉

代理店業界の注目集める 業務品質評価制度の行方
INTERVIEW 水野 明〈保険乗合代理店協会理事長〉

 特集Ⅱ 2022年度の損保業界展望
賠責保険など新種が好調

金融庁レポートに見る損保業界への期待と課題

DX化で急速に進化する大手損保の自然災害対応

世界市場で進む標準化 再保険ビジネスの展望

■INTERVIEW 小田島綾子〈日本損害保険代理業協会会長〉

「経営トップを」直撃!
TOP INTERVIEW 生命保険会社
清水 博〈日本生命〉/稲垣精二〈第一生命〉
永島英器〈明治安田生命〉/高田幸徳〈住友生命〉
北原陸朗〈大同生命〉/米山好映〈富国生命〉
副島直樹〈太陽生命〉/吉村俊哉〈大樹生命〉
木村博紀〈朝日生命〉/川本哲文〈東京海上日動あんしん生命〉
古出眞敏〈アフラック生命〉/ディルク・オステイン〈メットライフ生命〉
永井泰浩〈三井住友海上プライマリー生命〉
加治資朗〈三井住友海上あいおい生命〉
大場康弘〈SOMPOひまわり生命〉

■TOP INTERVIEW 損害保険会社
広瀬伸一〈東京海上日動〉/白川儀一〈損害保険ジャパン〉
舩曵真一郎〈三井住友海上〉/新納啓介〈あいおいニッセイ同和損保〉
ジェームス・ナッシュ〈AIG損害保険〉

若手社員が熱く語る 社会課題解決への思い
平岡修平〈日本生命〉/吉村奈保〈第一生命〉/戸村沙織〈明治安田生命〉
鳥居 翔〈住友生命〉/立脇裕子〈太陽生命〉
堀田 稜〈東京海上ホールディングス〉/加藤 峻〈三井住友海上〉/
浅井郁乃〈損害保険ジャパン〉/川崎彩奈〈あいおいニッセイ同和損保〉
林 亮太〈AIG損害保険〉

主要生命保険会社の採用状況
主要損害保険会社の採用状況

DATA analysis
JA共済 円安進行や地震の影響受けて医療共済が伸長
こくみん共済 coop(全労済) 「新しいたすけあい」創造・実践の重要年度に

2021年度 生保・損保各社主要データ

編集後記