一橋ビジネスレビュー

学界とビジネスの現場をつなぐ本格的経営誌。

2021年秋号69巻2号
2021年9月17日 発売
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492820940
日本の国際競争力の源泉である研究力が国際的に低下している。本特集では、大学を中心とする研究のマネジメントについて、さまざまな立場の論考を集めました。

目次

[特集]研究力の危機を乗り越える:
その本質的な原因と未来志向の処方箋

国立大学法人化とは何だったのか(小林信一/福本江利子)
アカデミアと社会(丸山宏)
大学の研究力に関する課題と研究力強化の取り組み(中澤恵太)
フロントラインの疲弊が改善されないのはなぜか(遠藤貴宏)
リサーチ・マネジメント、リサーチ・アドミニストレーション(サイモン・ケリッジ)
外部資金の増加は大学の論文生産性を下げるのか(小泉秀人/門脇諒/寺本有輝/原泰史/青島矢一/江藤学)

[マネジメント・フォーラム]
世界で負けない研究には、 没頭できる環境が不可欠
天野浩(名古屋大学教授)

[産業変革の起業家たち]
モビリティーを新たなインフラに誰もが自由に移動できる社会をめざす
髙原幸一郎(NearMe代表取締役社長)

[ビジネス・ケース]
大丸松坂屋百貨店:経営統合における人事制度改革と人事部の役割
キリンビール:クラフトビールのプラットフォーム「タップ・マルシェ」
JCOM:ミドル・アップ・ダウンによるRPAの導入プロセス

[連載]
企業と社会を架橋するビジネスの新たなカタチ(軽部大)
イノベーションマネジメントの定石(吉岡[小林] 徹)
「ポジショニング」を問う(結城祥)