週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2005年2月12日号
2005年2月7日 発売
定価 597円(税込)
JAN:4910201320257

天災リスクに克つ経営

・被災してからでは遅い。防災から復旧までを想定

・手ごわい暖冬や冷夏。天候不順にこう備える

・損保各社の開発競争熾烈。続出するリスク回避商品

【The Headline ニュース】三菱自動車の理屈なき救済劇

第2特集:海運業界「わが世の春」
市況“暴落”への抵抗力

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.30

COVER STORY
地震・台風・暖冬・冷夏…
天災リスクに克つ経営

地震や台風だけでなく、暖冬や冷夏等の天候不順も、企業経営の大きな不安定要因になっている。天災リスクに先進企業は、どのような備えを敷いているのか。


被災してからでは遅い。防災から復旧までを想定

P.32 ヤマハ発動機 地震を前提にした防災工場。取引先と一体になり対策強化

P.33 オリエンタルランド 10万人のゲストを守る。独自に運転資金の手当ても

P.34 東京メトロ トンネル内の柱を補強。浸水対策も漏れなく

P.35 ホンダ リスク管理体制の刷新で生産停止の危機を緩和

P.36 イトーヨーカ堂 店内カゴをかぶり避難誘導。店はライフラインの役割も

P.37 帝人 地元に「リスク説明会」を開催する


手ごわい暖冬や冷夏。天候不順にこう備える

P.38 すかいらーく 食材の仕入れを分散する。在庫を持たず業態も多様化

P.39 しまむら ローコスト経営の進化が最も効果的なリスク対応策

P.41 ウェザーニューズ 異常気象でニーズが高まる。売れ筋から店員配置まで助言


P.42

損保各社の開発競争熾烈。続出するリスク回避商品



The Headline ニュース

P.16 迷走の果ての新再生計画
三菱自動車の理屈なき救済劇

P.18 堤義明氏実弟インタビュー 兄と改革委員会を許さない

P.20 大京スポンサーにオリックス 44%出資の“深慮遠謀”

P.21 浸透しない「ウォルマート流」 西友、見えぬ業績の底

P.22 園田自民党郵政合同部会座長に聞く 小泉郵政改革は「まやかし」

P.23 World News エアバス新型機発表 2大航空機企業の空中戦

P.24 World News インサイド・アメリカ/インサイド・アジア

P.25 「ミスターWho」の少数異見/今週の気になる数字

P.26 ストラテジストに聞く
キャシー・松井(ゴールドマン・サックス証券 投資調査部チーフ・ストラテジスト)


P.88

第2特集

パラダイム転換が始まった!
海運業界「わが世の春」
市況“暴落”への抵抗力

狂騰した市況がついに“暴落”。だが、海運業界の自信は崩れない。タンカーも原料船も、中国が引き起こしたパラダイム転換の真っただ中。世界の物流は根底から変わった。


P.84

スペシャルリポート

国連防災世界会議・神戸リポート
津波警報システムの裏で蠢く大国の軍事的思惑
神戸で開かれた国連防災世界会議の焦点はインド洋津波警報システムの構築。日本は議論をリードしたが、期待するほどの成果ではなかった。なぜ国際社会は一致できなかったのか。


P.48

ビジネスリポート01

検討進む敵対的買収防衛策
日本版「ポイズンピル」はどこまで使えるか?


P.50

ビジネスリポート02

短期集中連載

「次世代光ディスク戦争の真実」(5)
「HD DVD」対「BD」勝ち残るのはどちらか!
普及のマジックナンバー「200万」をめぐる最終戦


P.54

ビジネスリポート03

「天下の奇観」に進出企業はご用心
電力不足よりも深刻な中国浙江省の水事情


P.70

野口悠紀雄の日本経済改造論 第5回

銀行の収益改善は「見せかけ」。リスク評価能力向上を急げ


P.44

Key Person

日本損害保険協会会長(損害保険ジャパン社長)
平野浩志
中越地震、インド洋大津波と大きな天災が続いたことで、企業から損害保険会社に、さまざまな問い合わせが相次いでいるようだ。天災リスクを前提に、それをどれだけ減殺し、事業継続するか。企業のBCM最前線を聞いた。


連載

P.110 エッセイ むささびが飛ぶ
春海二郎 Tsunamiと英国人

P.68 新・ゴルフざんまい
阪田哲男 「1打」の重み

P.78 日本経済の明日
田中直毅 投資家を裏切らないインフラづくりこそ重要

P.11 経済を見る眼
齊藤 誠 若者よ、先を見て、今を生きよ

P.102  FOCUS政治
塩田 潮 国民の支持と理解こそ、郵政民営化に道を開く

P.98 論点
森信茂樹(プリンストン大学客員研究員)
ブッシュ2期目の税制抜本改革。消費課税で3つのアプローチ

P.94 一橋ICS MBA戦略講座
シャーマン・S・アベ(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授兼アソシエイト・ディーン)
Maxに奉仕するのは誰か ―企業は誰のものか―

P.64 亜洲展望
高齢化進む韓国。その解決方法は何か

P.62 トップの履歴書
鈴木弘久(野村不動産社長)

P.97 使える!金融英語
柴田真一 (Mizuho International plc Executive Director)

P.113 『会社四季報』最新情報
不二越/オプトエレクトロニクス/ツルハ/日本エム・ディ・エム/東誠不動産/タキヒヨー

P.76 マーケティングの達人に会いたい
笹原康司さん/コクヨ:カドケシ

P.56 ニッポンの技術再発見
旭テック:ステアリングメンバー

P.58 地方発Reborn/秋田 山あいの村の「全国ありがとう文庫」

P.104 アウトルック/双子の赤字拡大は米国の覇権も蝕む

P.110 The Talk

P.106 ブックレビュー
『子供が減って何が悪いか!』『アメリカCEOの犯罪』『環境の思想家たち』上・下他


データ・その他

P.116 3カ月タイムテーブル

P.114 目で見る経済データ

P.81 告知板 新製品・イベント

P.118 データ&ランキング
時価総額に対して子会社の貢献度が高い会社

P.112 100年前の東洋経済/50年前の東洋経済

P.117 読者の手紙・編集部から


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P.5 ビジネスアスペクト
富士電機リテイルシステムズ/自動販売機の味。

今後の発売スケジュール

  • 10/20(月) 週刊東洋経済 2025年10月25日号