週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2008年8月9日特大号
2008年8月4日 発売
定価 702円(税込)
JAN:4910201320882

特集:世界複合危機

21世紀型インフレ、金融システム不安、ドル安…。米国発の世界経済混迷はなおも出口が見えない。

第2特集:アジア激流
ルポ 新・中国「西部」成長の軌跡
4人の変遷が物語る新・中国
「西部」成長の奇跡

中国西部の経済を4人の市民を通して見た現地ルポ。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

34

COVER STORY
サブプライムは序章にすぎなかった
世界複合危機

アメリカ

38 血税投入でも不透明 泥沼の米金融危機

44 LA発!現地リポート

住宅不況・失業・物価高!三重苦がアメリカ市民直撃

50 景気後退は「浅く短期」説が主流 最大リスクは原油価格

58 ホーム・エクイティ・ローンは新たな不良債権の火薬庫か

64 オバマvs.マケイン 経済危機対策を比較

68、70 原油 高騰の犯人は商品インデックス投資
穀物 波乱のトウモロコシ相場

72 自動車 GMに灯った危険信号 最初に淘汰されるのはどこか

74 個人消費 トヨタ・クボタが苦戦し、任天堂が好調なワケ

世界

60 世界的住宅バブル崩壊 逆資産効果を独自試算
有力エコノミスト10人に聞く 内外景気の行方と対応策

80 新興国 高インフレに対応後手 景気失速リスクも増大

90 ベトナム 27%インフレで大変調 通貨安響き危機再来か

94 中国 引き締め政策の継続で五輪後に成長急減速も

日本

80 景気の底割れ懸念は小さいが、超低空飛行が続く

83 日本株に見直し機運も、動けぬ外国人投資家

INTERVIEW

49 ローレンス・グルダー/スタンフォード大学経済学部教授

54 ローレンス・マイヤー/マクロエコノミック・アドバイザーズ副会長(元FRB理事)
「米国経済に粘り強さ、来年は3%成長へ復帰」

56 アレン・サイナイ/ディシジョン・エコノミクス社長兼チーフグローバルエコノミスト

86 行天豊雄/国際通貨研究所理事長

COLUMN

69 活況呈する米国の石油産業

76 米国ベンチャー投資 ”新規上場ゼロ”の深刻度

93 ベトナム不動産事業は計画凍結も、中長期的には魅力不変

41 ■This week's data
サブプライム関連の評価損失

104

第2特集
アジア激流
ルポ 新・中国「西部」成長の軌跡
4人の変遷が物語る新・中国
「西部」成長の奇跡

中国西部の経済を4人の市民を通して見た現地ルポ。

コラム

09 経済を見る眼
小さく産んで大きく育てる?/大竹文雄

16

ニュース最前線

(1)東電が巨額赤字、原油高直撃の電力ガス業界

(2)大型買収5000億円、捲土重来期す東京海上

(3)原料高に追い打ちか、新日鉄で大規模火災

(4)インサイダー取引でサンエー社長が辞任

(5)関西アーバンが不動産融資で減額

(6)ヤクルトが中国に第3工場を新設

(7)カウボーイに監査法人が「NO」

(8)TBSが旧ソニープラザを買収

20 このひとに5つの質問
トム・アンダーソン/マイスペース創業者兼社長
「SNSの域はもう超えた、ライバルはポータル企業」

21 『会社四季報』【最新情報】
キヤノンマーケティングジャパン、東陽テクニカ、ノエル、商船三井

22 マクロウォッチ【世界経済】
政策手段を失う中国政府、史上空前の投機資金流入

今週の気になる数字
事業縮小や転廃業を考えている個人経営の製造業者の割合

23 株式動向
金融不安の沈静化でも景気減速で上値重い

24 市場観測
中国は下半期も成長減速、当局主導の構造調整が進む

25 今週のキーワード

26 「ミスターWHO」の少数異見
日本版サブプライム、不動産恐慌が始まる

Hot&Cool
“速く走れる靴”が爆発的ヒット、「神様」とあがめる子供

28 読者の手紙、編集部から

スペシャルリポート

30
【01】 過去最悪の土壌汚染、揺れる築地移転問題
移転先の豊洲から大量の汚染物質が検出。築地市場の移転計画は揺れ続けている。

32
【02】 不動産不況が波及、ゼネコン共倒れ危機
マンション販売が落ち込むなど、深刻化する不動産不況。その危機がゼネコン業界にも波及し始めた。

トップインタビュー

98 TOP INTERVIEW
ギャビー・アブデルノア/JPモルガン・チェース銀行アジア太平洋地域会長兼CEO
「中国はEUよりもリスク低い、財政出動で減速軽減できる」

カンパニー&ビジネス等

110 カンパニー&ビジネス
原発大国フランスを覆う、電力開発のジレンマ
世界中で開発が進む再生可能エネルギー。先進地帯EUでは出遅れ組のフランスもダッシュをかけるが…。

114 TOP INTERVIEW
山田隆持/NTTドコモ社長
「携帯の特性を生かせば発展余地は無限に広い」

118 シリーズ「ニッポンのカイシャ」
地雷原を肥沃な畑に、死も覚悟する男の夢
地雷原を田畑に男の執念と願い
「地雷の被害から救いたい」という思いで、生死を懸けるエンジニア。

連載等

122 中国動態 China Watch
五輪を控え規制ずくめ、北京市民にうんざり感

田中信彦の中国メディア斜め読み
美少女作家の清華大合格に異論

126 グローバル・アイ
日本経済はいつまで“他国の善意”に頼れるか/リチャード・カッツ

128 だから若者は幸せになれない 城 繁幸
制度を利用してキャリアを磨く

130 知の技法 出世の作法 佐藤 優
新聞を大量に読んで情報をつかむには

132 The Compass
若者に広がる二つの「疎外」とは/大澤真幸

134 FOCUS政治
与党内で高まる危機感、「福田降ろし」の動きも/中村啓三

136 アウトルック
NATO加盟で米ロ対立、グルジアは世界の火薬庫になるか

138 ゴルフざんまい 小林浩美

138 Book&Trend
『私の履歴書人生越境ゲーム』を書いた、青木昌彦氏に聞く
Review、新刊新書サミング・アップ、ブックス・オブ・アーツ、東洋経済の本、小社の新刊案内

138 新連載 アゴラ百景
ダンサー達が辿りついた「YASUDA」の魅力とは
集まるのには理由がある
人が集まる場所の、集まるワケを探る新連載。トレンドワードコーナーも開始。

153 トレンドワード

154 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

156 開発途上国の明日Watch Fire
市民に資産、会社に利益、両立できるCSRとは

182 長老の智慧 佐藤安弘
逆風下で難題に立ち向かったキリンビール元社長

PR (制作:広告局企画制作部)

5 ビジネスアスペクト
ワコール/「大反響」で始まったメンズビジネスへの挑戦

今後の発売スケジュール

  • 10/20(月) 週刊東洋経済 2025年10月25日号

訂正情報

週刊東洋経済 訂正情報

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週刊東洋経済8月9日特大号(2008年8月4日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
17ページ 東京海上ホールディングスの記事
:東京海上HDの正味収入保険料

:東京海上HDの海外事業の正味収入保険料