週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2008年9月13日号
2008年9月8日 発売
定価 597円(税込)
JAN:4910201320981

特集:「要注意企業」はココで見抜く!

「黒字倒産」が増えている。利益だけではわからない、要注意企業の見分け方を独自算出!

第1部 要注意企業の見分け方
第2部 『会社四季報』秋号速報ランキング
業界別 産業天気図 自動車・空運・電力が「大雨」
■This week's data
再び増勢に転じた倒産件数

カンパニー&ビジネス:
ソニーVAIOの変節、1兆円計画の舞台裏

ソニーショックに沈んだ時期もひそかに力を付けてきた。開発、製造、販売現場で起きた劇的な方向転換。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

36

COVER STORY
株価100円割れ企業が続出
「要注意企業」はココで見抜く!

38 第1部 要注意企業の見分け方

複合不況にあえぐ企業経営、倒産急増・信用不安の実相

1.現状
2.原因 3.財務
4.金融
5.展望
6.自衛

44 倒産急増の建設・不動産業界で何が起こっているのか

46 複合不況の震源・米国で増大する「土壇場企業」

48 倒産企業4社(スルガコーポレーション、ゼファー、アリサカ、アーバンコーポレイション)ケーススタディ

財務諸表で予兆を読み解く 井口秀昭/公認会計士

52 投資家必見! 独自算出! 要注意企業ランキング

1. 自己資本比率が低い
2. 流動比率が低い
3. 当座比率が低い 
4. 営業キャッシュフローが赤字
5. 棚卸し資産回転率が低い
6. 売上債権回転率が低い
7. 時価総額が大きく減少
8. 株価が超低水準
9. 格付けが低い
10. 継続疑義の注記がある

60第2部 『会社四季報』秋号速報ランキング

業績下方修正額/業績上方修正率/増額・減額先取り50社/経常増益率/増収率/中間配当利回り

COLUMN インフレに強い会社/省エネ・省資源に強い会社

70 業界別 産業天気図 自動車・空運・電力が「大雨」

72 誌上座談会 有力ストラテジスト4人が読む 株式相場

73 メリルリンチ日本証券/菊地正俊
「アジア経済は好調持続、日本株は1~2カ月我慢」
ゴールドマン・サックス証券/キャシー・松井
「外需・外国人依存の是正なければ上値重い」

74 新光証券/瀬川 剛
「規制強化の『官製不況』が景気と企業収益へ重圧」

75 三菱UFJ証券/藤戸則弘
「今秋、再減額必至で警戒、3月安値を試す局面も」

38 ■This week's data
再び増勢に転じた倒産件数

コラム

09 経済を見る眼
与野党は財源論議から逃げるな/土居丈朗

16

ニュース最前線

(1)福田首相辞任で危ぶまれる消費者庁の行方

(2)トヨタに急ブレーキ、1000万台先送り

(3)トランスデジタル倒産、発行株膨張の深い闇

(4)米社TOBの大勝負、塩野義製薬の世界戦略

(5)テレビ最薄戦争にソニーが“幕”

(6)シャープが異例の役員降格人事か

(7)オンワードが独高級ブランドを買収

(8)商社と提携強化で「イオン価格」堅持

20 このひとに5つの質問
近藤史朗/リコー社長

22 『会社四季報』【最新情報】
ナルミヤ・インターナショナル、富士フイルムホールディングス、アビリット、任天堂

24 マクロウォッチ【世界経済】
症状が“比較的”軽いため?ドルが8月に記録的上昇

今週の気になる数字
世帯主が40歳代の勤労者世帯の平均純貯蓄額(2007年)

25 株式動向
首相辞任表明にも反応薄、麻生氏への評価は二分

26 市場観測
目先は750ドルまで下落も、4ケタ台回復で越年の公算

27 今週のキーワード

28 「ミスターWHO」の少数異見
経済のメタボ化が進行中、“仲間なき社会”への転落

Hot&Cool
喫煙の満足感を抑え成功率6割超、日本初の“飲む”禁煙補助剤が登場

30 読者の手紙、編集部から

スペシャルリポート

32
【01】 資源価格が反落、浮かぶ構造問題
原油・ニッケルの価格が一転して急落。
資源バブル崩壊の予兆だが…。

34
【02】 アコムを子会社化、三菱UFJの秘策
三菱UFJがアコムを連結子会社化し、事業を再編。

カンパニー&ビジネス、トップインタビュー等

76 カンパニー&ビジネス
VAIOの「変節」、1兆円計画の舞台裏
ソニーショックに沈んだ時期もひそかに力を付けてきた。開発、製造、販売現場で起きた劇的な方向転換。

80 TOP INTERVIEW
ハンス-ポール・バークナー
ボストンコンサルティンググループ(BCG)社長兼CEO
「試練覚悟の今こそ企業は事業拡大に乗り出す好機」

84 エンタメ&カルチャー
アジアに広がる「オタク」、精神性や消費で共通性
アジア共通の文化にまで達しつつある「オタク」。

連載等

86 FOCUS政治
争点を明確にして総選挙しかない/山口二郎

88 中国動態 China Watch
カリスマ劉翔の棄権が示す、中国スポーツ界の歪み

田中信彦の中国メディア斜め読み
企業トップの巨額報酬に異論百出

92 グローバル・アイ
景気刺激策は不十分、新政権は適切な判断を/リチャード・カッツ

96 だから若者は幸せになれない 城 繁幸
公務員制度改革の3つのポイント

98 知の技法 出世の作法 佐藤 優
テレビは言語と現地の事情を知る教材である

102 The Compass
「国民国家」幻想を再認識した五輪/山田昌弘

104 アウトルック
金融機関のリスク管理、規制強化に乗り遅れるな

106 ゴルフざんまい 小林浩美

110 Book&Trend
新訳が証明する「ケインズは死んでいない」/高橋伸彰
Review、新刊新書サミング・アップ、著者に聞く

118 アゴラ百景
ひとりよりも大勢で、「カフェで手芸」が新潮流

119 トレンドワード

122 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

124 マネーセンター点描
喧騒の金融街に残る江戸の痕跡と魅力

126 長老の智慧 大塚 実
「脱常識」で事業を拡大した大塚商会創業者

PR (制作:広告局企画制作部)

5 ビジネスアスペクト
岩谷産業/彼らが二十歳になる頃のエネルギー。

今後の発売スケジュール

  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号
  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号

訂正情報

週刊東洋経済 訂正情報

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週刊東洋経済9月13日号(2008年9月8日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
57ページ 要注意指標8 株価が超低水準の会社 の表
:「同時価総額(億円)」

:「同時価総額(100万円)」
58ページ 記事「継続企業の前提に疑義あり」の3段目3行
:「エス・バイ・エル(1919)」

:「エス・バイ・エル(1919)」を削除