週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2008年9月20日特大号
2008年9月16日 発売
定価 702円(税込)
JAN:4910201330980

特集:ボーイング vs. 三菱 vs. HONDA

世界の空を圧倒してきた2強が今、大ピンチに直面している。片や“新興勢力”日本が動く──。
PART1 ボーイングとエアバス、きしむ巨人
PART2 三菱重工の覚悟とリスク
PART3 発進! ビジネスジェット

第2特集:永田町と霞が関、財政、社会保障はこう立て直せ
片山善博・慶応義塾大学教授(元鳥取県知事)、大森 彌・東京大学名誉教授(社会保障国民会議委員)、石 弘光・放送大学学長(元政府税制調査会会長)の3人の有識者が、現下の日本の最重要課題につい手、政治家と国民に直言する。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

34

COVER STORY
激烈! 世界の航空機ビジネス
ボーイング vs. 三菱 vs. HONDA

36 PART1 ボーイングとエアバス、きしむ巨人

36 787よ、お前もか! エアラインも日本メーカーも大混乱

44 INTERVIEW スコット・カーソン/ボーイング民間航空機部門CEO
「787の開発が遅れ、エアラインには迷惑をかけた」

46 【現地リポート】 のぞいてきました! エアバス巨大工場

48 こだわり職人ボーイング vs. ハイテク主義者エアバス「外伝」

52 PART2 三菱重工の覚悟とリスク

52 半世紀ぶり 「国産旅客機」、航空機自立への最後の切符

58 出された男と残った男、MRJの運命を託された同期の2人

60 MRJが「重工」を変え、「重工」がMRJを支える

64 中国産ジェットARJ MRJの向こうを張る米中の“航空蜜月”

66 ロシアを米伊仏が全面支援、「スーパージェット」の全貌

68 日の丸ジェットエンジン繁盛記─大盛況の中の矛盾

72 みんなが知りたい! ハイテク旅客機の乗り心地 10のポイント

76 PART3 発進! ビジネスジェット

76 急成長する究極の 「空飛ぶオフィス」

80 “非常識”なヒコーキ、ホンダジェットの勝算

82 INTERVIEW
藤野道格/ホンダ エアクラフト カンパニー社長
「保守的な航空機の世界、ホンダだったら変えられる」

84 日本のものづくり力と航空機開発

86 パイオニアも中小企業も、元気印は航空機を目指す

91 次世代航空機はこうなる!

87 ■This week's data
民間機のウエートが高まる ―国内航空機の売上高―

122

第2特集
永田町と霞が関、財政、社会保障はこう立て直せ

3人の有識者が混迷政治に直言。

コラム

09 経済を見る眼
「改革を止めるな」 はどこに行った/河野龍太郎

16

ニュース最前線

(1)赤字エルピーダ、大逆風下での勝ち残り宣言

(2)ジョイント・コーポ救済、オリックスの真の狙い

(3)揺れるリンガーハット、“想定内”の社長辞任劇

(4)ダイワボウがTOBで村上ファンドOB一掃

(5)資生堂が高価格帯の新ブランド投入

(6)PR会社サニーサイドアップが上場

(7)SEDめぐりキヤノンが逆転勝訴

(8)キリン堂・アライドが経営統合協議

20 このひとに5つの質問
細谷英二/りそなホールディングス会長
「リテールでトップ目指す、組織文化を変えなければ」

21 『会社四季報』【最新情報】
積水ハウス、イオン九州、電通、サガミチェーン

22 マクロウォッチ【日本経済】
景気後退もすでに折り返し? リスクも米国経済悪化だけか

今週の気になる数字
死亡数(2007年)

23 株式動向
当面1万4000円が目標、米住宅指標下げ止まりがカギ

24 市場観測
誰が新首相になっても財政健全化は道遠し

25 今週のキーワード

26 「ミスターWHO」の少数異見
それでも候補者続出、首相という病

Hot&Cool
中元・歳暮の定番品が消える? サッポロもビール券販売を終了へ

28 読者の手紙、編集部から

スペシャルリポート

30
【01】 ゲーム業界再編、テクモ争奪の深層
テクモはスクウェア・エニックスのTOB提案を拒否。コーエーとの経営統合の道を選んだ。

32
【02】 汚染米騒動で露見、コメ流通の暗部
三笠フーズは汚染米を加工食品向けに転売していた。

カンパニー&ビジネス、トップインタビュー等

94 カンパニー&ビジネス
再生機構解散から1年半、支援先企業は「再生」したか
機構解散から1年半。41あった支援先の中には、「再生」を果たせずひっそり退場していく会社も少なくない。

98 SPECIALIST INTERVIEW
ロジャー・サービソン/フィデリティインベストメント ストラテジック・ニュービジネス部門プレジデント
「投資信託はインデックスファンドやETFより有利」

116 告知板
新製品&イベント

118 ゴルフざんまい 平石貴久

連載等

132 中国動態 China Watch
中国マネーの力増幅する「銀聯」カードの普及

134 グローバル・アイ
温暖化対策は先進国と中印の協力が必要だ/ジョセフ・S・ナイ

136 だから若者は幸せになれない 城 繁幸
将来を実現する力、ビジョンを持つ

138 知の技法 出世の作法 佐藤 優
有用な情報を月刊誌からどう引き出すか

140 The Compass
大陸進出のためだった日本のイスラーム研究/酒井啓子

142 FOCUS政治
求心力か遠心力か、候補濫立がもたらすもの/塩田 潮

144 アウトルック
ダム論争で露呈した河川行政“復古”の歪み

146 Book&Trend
『強い円は日本の国益』を書いた、榊原英資氏に聞く
Review、新刊新書サミング・アップ、文庫ひろい読み、今月のベストセラー

152 アゴラ百景
数々の伝説を生んだアイドルのイベントの聖地

153 トレンドワード

154 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

156 開発途上国の 明日Watch Fire
暴動から祝勝会まで、広場は世相を映す「鏡」

158 長老の智慧 宮崎 勇
戦後の日本経済を見続けたエコノミスト

PR (制作:広告局企画制作部)

5 ビジネスアスペクト
工学院大学/ゲームセットから始まるもう一つのイノベーション

101 広告特集
理工系大学が拓く社会

157 関西電力

今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号