週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2009年2月28日特大号
2009年2月23日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201340293

特集:中国大変調!

深まる矛盾を成長期待で覆い隠してきた中国。経済が変調するとき、その亀裂があらわに。

1. 様変わりした大国の素顔
2. 世界経済の運命を握る中国
3. 激動!! 主要産業の最前線

SPECIAL INTERVIEW:
ヒラリー・クリントン/米国務長官
「保護主義の動き阻止へ、最優先は世界景気回復」

第2特集:資源バブル後の生き残り戦略
総合商社のポスト資源

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.32

COVER STORY
世界経済「最後の砦」は大丈夫か?
中国大変調!

図解

P.34 「内憂外患」で失速した中国経済


P.42 様変わりした大国の素顔


P.42 広東現地ルポ
4人に1人が失業 “世界の工場”の憂鬱

P.46 日系企業現地ルポ
ヨーカ堂、グローリー 「内需」で稼ぐ日本企業

P.50 「4兆元」で走り出す鉄道“大躍進”

P.52 「成長率」絶対視した巨額投資は不良債権に


P.56 世界経済の運命を握る中国


P.56 深まる米中「相互依存」 現実主義で摩擦回避

P.58 Interview
ボニー・グレイサー/ロバート・サッター/デビット・ランプトン

P.60 「通貨戦争」再び? 米金融市場を脅かす巨大チャイナマネー

P.64 米国発の「中国責任論」を、中国はどう受け止めたか

P.68 原油安で加速する中国の油田買収ラッシュ


P.74 激動!! 主要産業の最前線


P.74 自動車

P.77 建機

P.78 鉄鋼

P.80 電機

P.82 IT

P.84 物流

P.76 Interview
減税策はプラス 中村公泰/東風汽車有限公司 総裁

P.86 インターネット経由 富裕層“攻略”大作戦

P.87 共同通信、日本経済新聞社も中国へ

P.88 コピー業者に全面勝利、ヤマハ発動機の8年戦争

P.90 いざ撤退! そのとき困らないための10カ条


P.92 バブル崩壊が直撃! 中国富豪ランキング

Interview

P.38 茅 于軾 北京天則経済研究所 理事長
「4兆元投資は時代遅れ。8%成長維持は難しい」

P.66 竹中平蔵 慶応義塾大学 教授
「中央政府は権力基盤を守るため、8%成長せねばならぬ立場」

P.83 長野晄史 日立製作所 執行役常務中国総代表

変わりゆく中国社会

P.54 大地震で認知度向上した非政府組織

P.72 中国型ネット革命進行中


P.98

第2特集
資源バブル後の生き残り戦略
総合商社のポスト資源

熱狂時代は幕を閉じた。商社の視線は「ポスト資源」にある。

P.100 5大商社が競う「次」の収益源
〔1〕丸紅/電力
〔2〕三井物産/水道
〔3〕伊藤忠商事/食品
〔4〕住友商事/メディア
〔5〕三菱商事/航空機

P.105 将来に向けた種まき 商社DNAを生かせるか


コラム

P.9 経済を見る眼
IT化によって見えなくなるもの/齊藤 誠


P.14

NEWS TOP 4 &MARKET VIEW

(1)外需依存型成長が腰折れ、景気後退の最悪シナリオ
輸出腰折れでGDP急落 マイナス成長はなお続く
エコノミストからは09年1~3月期も年率2ケタマイナスを予測する声も。

(2)減らない過払い金、視界不良の消費者金融
武富士が巨額の過払い返還引当金を積み増した。業界全体への逆風が吹き止まない。

(3)日本製紙が豪社を買収、海外拡大へ第一歩
海外に活路求め日本製紙が豪州製紙会社を買収
国内2位の日本製紙が、豪州3位の製紙メーカー、オーストラリアンペーパーを買収。

(4)ドラクエ異例の発売遅延、株価急落でも人気は不動

P.17 今週のキーワード&キーパーソン

P.18 SPECIAL INTERVIEW
ヒラリー・クリントン/米国務長官
「保護主義の動き阻止へ、最優先は世界景気回復」

P.20 市場観測
急速に膨らむ金の投資需要、年前半に1200ドル到達も
亀井幸一郎/貴金属アナリスト
「金融危機の深刻化で、金相場の先高感が強まっている」

P.22 株式観測
来期業績を見極めるまで膠着感の強い相場展開

『会社四季報』【最新情報】
サッポロホールディングス、小野薬品工業、三陽商会、日本通運

P.24 マクロウォッチ【日本経済】
主力業種の急悪化で高まる「日本経済総崩れ」感

P.24 今週の気になる数字
週60時間以上働く子育て世代の男性従業者の割合(2008年)

P.26 「ミスターWHO」の少数異見
金融産業衰退の元凶、“消費者目線”の過剰規制

Hot&Cool
エコブームも追い風に、広がるカーシェアリング市場


スペシャルリポート

P.28 進退両難に陥る不動産ファンド
迫るリファイナンス 窮地の不動産ファンド
物件売却が滞る中、債務の借り換えが不動産各社の最大のハードルとなっている。


スペシャリストインタビュー

P.106 高橋 進/日本総合研究所 副理事長
「世界恐慌を招かぬために政府の介入強化やむなし」


連載

P.114 グローバル・アイ
中国は「零八憲章」で民主化に踏み出したか/イアン・ブルマ

P.116 知の技法 出世の作法 佐藤 優
教科書で学ぶ「ニューディール」

P.118 変貌とげた世界経済
変われなかったニッポン 野口悠紀雄

P.120 The Compass
台頭する保護主義、新たな不安定要因に/藤原帰一

P.122 FOCUS政治
崩壊寸前の麻生政権、正当性なき内閣自ら露呈で墓穴/塩田 潮

P.124 アウトルック
金融機能強化法の盲点、日本版レモン社会主義を考える

P.126 Book&Trend
「戦国本」ブーム、新感覚の作家が女性や若者をつかむ
Review、新刊新書サミング・アップ、著者に聞く

P.132 アゴラ百景
日本にいるイスラム教徒が集う、祈りの場

トレンドワード

P.134 ゴルフざんまい 小倉智昭

P.135 告知板 新製品&イベント

P.136 読者の手紙、編集部から

P.138 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

P.140 マネーセンター点描
不況で捨て犬猫が急増、動物愛護も正念場

P.142 長老の智慧 水野博之
松下の元副社長が、ニッポンの電機産業に喝!

PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
イー・ギャランティ/来たるべき大倒産時代のリスク管理とは

P.110 リース事業協会

今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号

訂正情報

週刊東洋経済 「中国大変調!」 訂正情報

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週刊東洋経済2月28日特大号(2009年2月23日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
17ページ

記事
「ドラクエ異例の発売遅延、株価急落でも人気は不動」

:スクエニは同日、今2008年3月期決算の

:スクエニは同日、今2009年3月期決算の

86ページ

記事
インターネット経由
富裕層 "攻略" 大作戦

:(SBIベリトランスの)沖田貴文COO

:(SBIベリトランスの)沖田貴史COO