週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2009年10月10日号
2009年10月5日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201321094

マンション・ゼネコン・不動産

不動産・建設業界を取り巻く環境はなお暗い。「夜明け」はいつ訪れるのか。

◆PART1: 大幅調整後の住宅市場
◆PART2: 大底模索のオフィス市場
◆PART3: 政権交代で正念場のゼネコン

第2特集:
新型インフルエンザ 感染爆発から会社を救え

NEWS TOP 01:
円高“容認”で88円台に、試される市場対話力

目次

P.36

COVER STORY
差し迫る構造大転換
マンション・ゼネコン・不動産


P.38 図解| 不動産・建設業界 どん底の先の明暗

P.40 [影響度を一問一答]
鳩山政権で建設・不動産業界はどうなる?


P.42 《PART1》 大幅調整後の住宅市場

P.42 マンション市場の本格回復は11年以降か

P.46 COLUMN| 遊休地活用ビジネスに到来した曲がり角

P.48 [独自データ] 首都圏主要駅別に坪単価をズバリ予想
新築マンションの「底値」はこうなる!

P.52 戸建て住宅で過熱する太陽光住宅商戦

P.54 住宅ローン破綻者続出の要因とは

P.56 こんなときどうする? マンション管理 Q&A

P.58 |3大都市圏主要500駅中古マンションがお買い得な駅


P.66 《PART2》 大底模索のオフィス市場

P.66 都心ビル空室率は峠越えも、賃料に底打ち感なし

P.72 私募ファンドのデフォルトで不動産売買市場に変化?

P.76 REIT復活のカギを握る公募増資とM&A

P.80 鉄道会社の不動産戦略 大規模開発が目白押し

P.83 世界主要都市の最新オフィス市況

P.86 現地ルポ| 米国の住宅価格に変化の胎動


P.88 《PART3》 政権交代で正念場のゼネコン

P.88 市場縮小をはね返せるか、ゼネコンの秘策

P.92 八ッ場ダムから始まる公共事業改革

P.96 関西ゼネコンの悲鳴、「三重苦」が経営を圧迫

P.98 工事量急減が末端にシワ寄せ、生活の糧を失う建設労働者

P.100 政権交代と地方建設業の行方 今こそ業界構造変革を

P.102 建設・不動産 上場372社・未上場430社
経営健全度ランキング802社


INTERVIEW

P.45 久光龍彦 トータルブレイン社長

P.45 角田勝司 不動産経済研究所社長

P.47 松本光弘 三井不動産レジデンシャル社長

P.68 長島俊夫 三菱地所専務

P.71 濱岡洋一郎 ジョーンズ・ラング・ラサール社長

P.71 松村 徹 ニッセイ基礎研究所上席主任研究員

P.74 鈴木弘久 野村不動産ホールディングス社長

P.75 森 章 森トラスト社長

P.84 石原哲夫 みずほ証券金融市場調査部シニアクレジットアナリスト

P.91 朴木義雄 松コンストラクショングループ社長

P.103 江口一樹 帝国データバンク東京支社情報部部長


第2特集
新型インフルエンザ 感染爆発から会社を救え

P.116 もはや秒読み 再確認する新型インフルエンザ対策
新型インフルエンザ対策には誤った情報も多い。個人・企業が最低限取るべき対策とは。

P.118 重症化のサインが出たら病院へ、軽症なら自宅で養生

P.121 職場に感染を広げぬよう、安心して休める体制を

P.119 新型インフルエンザQ&A

P.122 各社の感染対策ディスコ、平和堂

P.126 ゴルフざんまい 青木 功

P.136 告知板 新製品&イベント


コラム

P.9 経済を見る眼
新しい発想で経済政策を語ろう/齊藤誠


P.16

NEWS TOP 4 & MARKET VIEW

(1)円高“容認”で88円台に、試される市場対話力
円相場が急騰し、株価は1万円割れ。国内景気の腰折れ懸念が高まっている。

(2)JAL救世主となるか、「チーム前原」の手腕
旧産業再生機構のメンバーが集結した。資産査定も始まったが、手腕には疑問の声もある。

(3)交付実績たったの1割、補助金「不発」のおそれ

(4)病気療養は本当なのか、富士通社長辞任の謎

今週のキーワード&キーパーソン

P.19 キーパーソン
仙谷由人 行政刷新担当相
「省庁人事は丸投げで、ガバナンスがない」

P.20 WORLDWIDE NEWS
アジア経済、国連通貨、香港不動産、中国自動車市

P.22 市場観測
950ドル前後が下値のメド、金価格は調整経て再上昇へ
亀井幸一郎 貴金属アナリスト
「需給構造の変化が金価格革命ともいうべき状況をもたらしている」

P.24 株式観測
景気回復の持続性に疑問符、新政権の政策運営にも懸念

『会社四季報』【最新情報】
信越ポリマー、加賀電子、ユニー、日鐵商事

P.26 マクロウォッチ【日本経済】
鳩山新政権の経済政策、まずまずの評価だが…

今週の気になる数字
高齢者のいる世帯で、5年間に高齢者対応の設備工事を行った世帯割合

P.28 「ミスターWHO」の少数異見
目指すべき国家戦略、「観光立国」は大化けする

Hot&Cool
ケータイ以上でPC未満、シャープ新型携帯端末の狙い


スペシャルリポート

P.30 メガバンクに迫る、資本規制強化の大波
G20で自己資本の新規制導入が合意。新政権は邦銀へ及ぶ影響を認識しているのか。

P.34 読者の手紙、編集部から


カンパニー&ビジネス、トップインタビュー

P.152 カンパニー&ビジネス
4000円電球が火ぶた切る、LED照明の次世代戦争
にわかに盛り上がるLED照明市場。だが照明大手vs.シャープの図式は初戦序盤戦にすぎない。

P.156 TOP INTERVIEW
伊東孝紳/ホンダ社長
「CO2削減目標は厳しいが、是が非でも克服していく」


連載

P.160 中国動態 China Watch
上場企業を大量生産する、中国「創業市場」の狙い

P.162 田中信彦の中国メディア斜め読み
「東アジア共同体」はどちらに得か

P.164 知の技法 出世の作法 佐藤 優
筆者自身は時間をどう使っているか

P.166 変貌とげた世界経済 変われなかったニッポン 野口悠紀雄

P.168 わかりあえない時代の「対話力」入門 北川達夫

P.170 ワークライフバランスを実現する仕事術 佐々木常夫

P.172 一生モノの古典 鎌田浩毅 『ソクラテスの弁明』
京都大学大学院 人間・環境学研究科教授
「古典から学ぶ現代ビジネスパーソンに役立つ教訓」

P.174 The Compass
利益配分構造の組み替えを/山田昌弘

P.176 FOCUS政治
外交を急ぐ鳩山内閣の陣立てに潜む不安/歳川隆雄

P.178 アウトルック
自然は重要なステークホルダー、里山で培った多様な知恵を示せ

P.180 Books&Trends
農業・田舎暮らし志願成功譚と入門書が相半ば、「桃源郷幻想」が支え?

Review、新刊新書サミング・アップ、著者に聞く

P.186 アゴラ百景
パソコンを持ち寄り、「LANパーティ」に興ず

トレンドワード

P.188 マネーセンター点描
普遍的であってほしい、ビートルズと風景と気質

P.190 長老の智慧 大曽根幸三
ウォークマンを生み出したリーダーシップとは

PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
ワコール/クロスウォーカーヒットの裏側
だからワコールは男性にも選ばれる。

P.128 広告特集
スポーツが引き出す「すごい可能性」

P.137 広告特集
特許・知的財産戦略 ベストパートナーズガイド

P.14 CREDO
一橋大学

訂正情報

週刊東洋経済 「マンション・ゼネコン・不動産」 訂正情報

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週刊東洋経済10月10日号(2009年10月5日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
43ページ ■表:08年以降倒産した負債総額500億円以上の不動産会社リスト

:(7段目)日本綜合地所 民事再生

:(同)日本綜合地所 会社更生法
88ページ ■市場縮小をはね返せるか、ゼネコン一発逆転の秘策

:(10行目)前09年3月期の上場ゼネコンの売上高経常利益率を見ると、3.0%以上だったのは、東鉄工業(5.31%)、新日本建設(3.74%)、松コンストラクショングループ(3.41%)のわずか3社。

:(同)前09年3月期の上場ゼネコン(売上高500億円以上)の売上高経常利益率を見ると、3.0%以上だったのは、太平工業(8.4%)、矢作建設工業(6.6%)、東鉄工業(5.31%)、新日本建設(3.74%)、松コンストラクショングループ(3.41%)の5社。
112?113ページ ■表:不動産 未上場103社 経営指標

:売上高成長率(%)の各数字

:正しくは各々の100倍。例:1位の野村不動産は0.01でなく1、2位のオリックス不動産は0.06でなく6。以下すべて同様。