週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2009年10月31日号
2009年10月26日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201351091

年金激震!

現役世代が高齢者を支える日本の年金制度は、本当に破綻しているのか。基礎から徹底検証。

◆PART1: 年金はいくらもらえるか?
◆PART2: 年金不信はなぜ広がった?
◆PART3: 記録問題はなぜ起きたか?

第2特集:
激変!宇宙ビジネス
NEWS TOP 01:
日本郵政の仰天人事 官僚OBが新社長へ

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.32

COVER STORY
民主党でどう変わる?!
年金激震


《図解》

P.34 あなたは「年金」をどこまで知っていますか?

《一問一答》

P.36 民主党政権で「老後のおカネ」はどう変わる?


[PART1] 年金はいくらもらえるか?

P.38 年金をもらうとき押さえておくべき全ポイント

P.42 年金Q&A よくある疑問、勘違い


《家計シミュレーション》 老齢年金編

P.44 一般家庭の場合

P.48 大企業勤務の場合

P.50 自営業の場合


P.52 COLUMN| 葬られたパートの年金

P.54 定年後も働き続けるときは、減額調整に注意

P.56 年金カットをカバーする、定年退職後の働き方

P.58 企業年金と退職金の知って得する基礎知識


《家計シミュレーション》 遺族・障害年金編

P.60 大黒柱に万が一の場合

P.62 共働きの妻にもしも…の場合


[PART2] 年金不信はなぜ広がった?

P.64 「間違った批判」に惑わされないためのポイント

P.70 カリスマ講師 細野真宏が見た年金騒動


[6大「年金破綻論」を大検証]

誰が何を間違えたのか?

P.72 (1)経済前提が甘い

P.74 (2)世代間不公平論

P.76 (3)公的年金の債務超過論

P.78 (4)積み立て方式移行論

P.80 (5)未納の増加で破綻する

P.82 (6)基礎年金の税方式化


P.84 COLUMN| 社会保険制度の歴史

P.86 世界銀行から始まった「年金不信の誤解」

P.88 民から公へ逆戻りする南米の年金民営化


[PART3] 記録問題はなぜ起きたか?

P.90 社保庁が起こした大失態、問題の全体像

P.96 単なる大企業病、内側から見た社保庁の実態


P.102

第2特集
激変! 宇宙ビジネス

来年は”宇宙旅行元年” 急成長する宇宙ビジネス
米国では宇宙ビジネスにベンチャー企業が次々と参入。一方、日本は課題が山積──。

P.110 山崎直子 宇宙飛行士
「2030年には普通に宇宙に行ける時代になっています」


コラム

P.9 経済を見る眼
なぜ市場主義が嫌われるのか/大竹文雄


P.14

NEWS TOP 4 & MARKET VIEW

(1)官僚OBが新社長へ、日本郵政の先祖返り
西川善文社長がついに辞任。新社長に誰も予想していなかった人物が起用される。

(2)金融行政を180度転換、貸し渋り法案の光と影
亀井金融担当相のモラトリアム発言から1カ月余り。新法が金融機関に迫るものとは。

(3)市場の地盤沈下を象徴、モーターショーの落日

(4)勝ち組連合に「NO」、混迷深まる電炉再編

今週のキーワード&キーパーソン

P.17 キーパーソン
リーナス・トーバルズ リナックス生みの親
「リナックスの改善、それしか考えていない」

P.18 WORLDWIDE NEWS
世界相場、米国財政、中国金融、ロシアエネルギー

P.20 市場観測
ブラジル経済はV字回復へ、利上げは来年10~12月期か
フィリップ・プール HSBC銀行 エコノミスト
「ブラジルでは輸出先の地域分散が進んでいる」

P.22 株式観測
“置いてきぼり”の日本株、円高・金融株が今後のカギ

『会社四季報』【最新情報】
グリー、USEN、安永、東京精密

P.24 マクロウォッチ【日本経済】
個人消費復調なければ、景気の二番底は必至

今週の気になる数字
男子用ズボンの平均購入価格下落率

P.25 「ミスターWHO」の少数異見
バラまきは「上から」目線、小企業にも「愛」の政策を

Hot&Cool
安価な服を自分でアレンジ、「デコクロ」がじわりと人気


スペシャルリポート

P.26 01 消費者金融を悩ます「コード71」登録問題
過払利息返還請求の実績を信用情報に登録すべきでない。金融庁の方針に業界は苦悶。

P.28 02 ライバルはiPhone、ゲームに構造変化の波
パッケージソフト縮小の一方で携帯電話のゲームは急成長。業界の構図が変わろうとしている。

P.30 読者の手紙、編集部から


カンパニー&ビジネス

P.112 転機に立つドル箱事業、「自販機」設置競争の熾烈
飲料会社を支えてきた自販機が低稼働に苦しんでいる。好立地では多額の“ショバ代”も。


連載

P.118 中国動態 China Watch
怒濤の新規参入ブームで、中国の風力発電が超過剰

P.120 知の技法 出世の作法
佐藤 優 作家・元外務省主任分析官
筆者自身はどのように読書をしているのか
「音楽やラジオを流したままの読書は絶対にしない」

P.122 変貌とげた世界経済 変われなかったニッポン 野口悠紀雄

P.124 わかりあえない時代の「対話力」入門 北川達夫

P.126 ワークライフバランスを実現する仕事術 佐々木常夫

P.128 一生モノの古典 鎌田浩毅
『ジュリアス・シーザー』

P.130 The Compass
自民党は何をしたらよいのか/原田 泰

P.132 FOCUS政治
早くも正念場の新政権、「脱官僚」の予算を組めるか/塩田 潮

P.134 アウトルック
ガソリンの暫定税率廃止は、「環境」「分権」と整合性とれ

P.136 Books&Trends
『検察の正義』を書いた、郷原信郎氏に聞く
郷原信郎 弁護士、名城大学教授
「特捜検察は限界にきている。もっと開かれた感覚を」

Review、新刊新書サミング・アップ、ブックス・オブ・アーツ、東洋経済の本、小社の新刊案内

P.142 アゴラ百景
自転車好きが自然発生!? 関戸橋フリーマーケット

トレンドワード

P.144 ゴルフざんまい 成毛眞

P.146 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

P.148 開発途上国の明日Watch Fire
銃でも守られなかった? アフガンの民主主義

P.150 長老の智慧
大曽根幸三 ウォークマンを生み出したリーダーシップ

PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
サイオステクノロジー/「攻め」のI Tコスト削減を先導するサイオステクノロジー

P.116 新光投信

今後の発売スケジュール

  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号