週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2010年2月6日特大号
2010年2月1日 発売
定価 755円(税込)
JAN:4910201310203

2020年の世界と日本

未来はつねに不確実だ。しかし、今を観察して分析すれば何かヒントが見えてくる。

◆5人の賢人が描く 2020年の世界地図
◆PART 1 10年間で世界はこう変わる
◆PART 2 激変するビジネス環境

NEWS TOP 1:
自由化路線を大修正、オバマ金融規制の真意
NEWS TOP 2:
暫定措置に業界が困惑、ガソリン税が招く混乱

目次

P.32

COVER STORY
世界の賢者34人が語る大局観!
2020年の世界と日本

P.34 G20国力ランキング ─日本の今の実力を見る─


P.36 5人の賢人が描く 2020年の世界地図

P.36 【アメリカ】 ジョージ・フリードマン/『100年予測』著者
「米国の繁栄はこれから。唯一の対立軸は日本だ」

P.38 【東アジア】 エズラ・ボーゲル/ハーバード大学名誉教授

P.40 【EU】 大前研一/大前・アンド・アソシエーツ代表
「EUは1つの超大国。やがてロシアも加盟するだろう」

P.42 【中国】 金 燦栄/中国人民大学国際関係学院副委員長・教授

P.44 【米中関係】 中西輝政/京都大学大学院教授

P.47 COLUMN| CIAが予想する15年後の世界情勢


P.48 │Part1│10年間で世界はこう変わる

P.48 (1) 日本経済は低成長から脱却できるのか
ロバート・フェルドマン/モルガン・スタンレー証券経済調査部長×水野和夫/三菱UFJ証券チーフエコノミスト

P.50 債券市場の専門家が警告! 国債暴落のリスクが2012年から高まる

P.52 (2) 日米同盟の形はどう変わるのか
岡本行夫/外交評論家×孫崎 亨/前防衛大学校教授

P.54 COLUMN| 軍事力は21世紀にも極めて重要なパワーだ
ジョセフ・S・ナイ/ハーバード大学教授

P.56 (3) 米国の保守主義は復活するか

P.58 (4) 米国経済は繁栄を取り戻すか
ケネス・ロゴフ/ハーバード大学教授×エドワード・ヤルデニ/ヤルデニ研究所所長

P.60 「BRICs」の名付け親に聞く BRICsの経済はどこまで伸びるのか
ジム・オニール/ゴールドマン・サックス証券グローバル経済調査部長

P.62 (5) 中国経済の高成長は続くか
黄 亜生/マサチューセッツ工科大学教授×胡 鞍鋼/清華大学教授

P.66 (6) EUは超大国の地位を確立できるか

P.68 (7) 北朝鮮は崩壊へ向かうか

P.69 (8) ロシアの国力増進は続くか
佐藤 優/作家・元外務省主任分析官

P.70 (9) 食糧危機が起きる可能性は
川島博之/東京大学准教授×矢口克也/国立国会図書館専門調査員

P.72 【異色対談】 池田信夫×堀江貴文 日本は資本主義が嫌いなままで大丈夫?


P.76 │Part2│激変するビジネス環境

P.76 (10) トヨタはナンバー1を維持できるか
妹尾堅一郎/東京大学特任教授×延岡健太郎/一橋大学教授

P.78 (11) CO2 25%削減は本当に可能か
飯田哲也/環境エネルギー政策研究所所長×澤 昭裕/21世紀政策研究所研究主幹

P.80 COLUMN| 投資の神様バフェットが考える10年後の成長株

P.82 (12) 百貨店は消滅してしまうのか
松岡真宏/フロンティア・マネジメント代表取締役

P.83 (13) 高齢者サービスはどう進化する

P.84 (14) ITではこれから何が起きるか

P.85 (15) スマートグリッドは普及するか

P.86 (16) 日本のコンテンツは世界で勝てるか

P.88 (17) 日本の電機産業はサムスンに勝つか

P.89 (18) ケータイはどこまで進化するのか
夏野 剛/慶應義塾大学特別招聘教授


コラム

P.9 経済を見る眼
JALの提携先はデルタ航空でいいのか?/伊藤隆敏


P.14

NEWS TOP 4 & MARKET VIEW

(1)自由化路線を大修正、オバマ金融規制の真意
支持率回復を狙ったウォール街たたきか。それとも、自由化路線の大きな転換点か。

(2)暫定措置に業界が困惑、ガソリン税が招く混乱

(3)積水ハウスが赤字転落、新中期計画にも疑問符

(4)化学業界から意外な抜擢、経団連次期会長の手腕

今週のキーワード&キーパーソン

P.17 キーパーソン
山本正己/富士通次期社長
「攻めの姿勢貫き、真の世界企業を目指す」

P.18 WORLDWIDE NEWS
韓国消費、米国雇用、ブラジル財政、フランス政策

P.20 市場観測
東京圏中心に住宅着工回復、10年度下期で価格底打ちも

P.22 株式観測
調整入りも年前半は底堅い、為替動向が最大の注目点

会社四季報【最新情報】
ダスキン、東京製鉄、KOA、東陽テクニカ

P.24 マクロウォッチ【世界経済】
ギリシャの「ユーロ離脱」は、選択肢とはなりえない

今週の気になる数字
ボーナスで夫に小遣いを渡さなかった主婦の割合

P.25 「ミスターWHO」の少数異見
いずれも切腹? ならば、「県外・国外」の大決断?

Hot&Cool
国内の捲土重来を果たせるか、“再上陸”キャラクターが登場


スペシャルリポート

P.26 01 格安品台頭で急変する化粧品市場
ドラッグストアで安価な化粧品が台頭。大手メーカーは対抗策を見出せずに苦戦している。

P.28 02 日本勢も巨費投入、過熱する銅争奪戦
旺盛な中国需要で相場が上昇。製錬に特化してきた日本勢も川上の権益確保に動き出した。

P.30 読者の手紙、編集部から


カンパニー&ビジネス、トップインタビュー、会社が変わる!等

P.96 カンパニー&ビジネス
中国・台湾産業界が急接近、「CHIWAN」旋風の予兆
液晶パネルでまず先行。中国の台湾“丸ごと買い”
中国と台湾を掛けた「CHIWAN」が、アジア経済の強力な牽引車と化す日も近い。

P.98 TOP INTERVIEW
三國陽夫/三國事務所代表
「円安誘導は購買力を奪う。債権国の経済学へ転換を」

P.100 会社が変わる!
シリーズ1)【25%削減に克つ】リコー
環境に優しい複写機へ。リコーはトナーも進化。
長年環境経営を掲げるリコーは、生産プロセス改革に加え、「バイオマストナー」でCO2削減。

P.102 スポーツ&リーダーシップ
名門クラブの危機を救った“渡り鳥”の手腕と手法。
サッカークラブ「FCバルセロナ」の危機を救った男の手腕と手法とは。


連載

P.110 中国動態 China Watch
2000年続く塩専売廃止に、「改革恐怖症」の民意は反対

P.112 グローバル・アイ
中国共産党を悩ますイデオロギーの真空/イアン・ブルマ

P.114 知の技法 出世の作法 佐藤 優
外国語は実践できなければ意味がない

P.116 【新連載】 ニッポンの選択
野口悠紀雄/早稲田大学大学院 ファイナンス研究科教授
驚くべき急回復を示すアメリカの先端産業
「日本には存在しない経済活動が未来の経済を牽引する」

P.118 わかりあえない時代の「対話力」入門 北川達夫

P.120 戦略的リーダーの仕事術 佐々木常夫

P.122 一生モノの古典 鎌田浩毅
『プラグマティズム』

P.124 The Compass
マーシャルに学ぶ 日本は150年前のイギリスと同じ/橘木俊詔

P.126 FOCUS政治
小沢疑惑と鳩山首相、一蓮托生か政権延命か/星 浩

P.128 アウトルック
混迷する診療報酬改定、「医療重視」は看板倒れ

P.130 Books&Trends
『経営の教科書』を書いた、新 将命氏に聞く
新 将命/国際ビジネスブレイン代表 ジョンソン・エンド・ジョンソン元社長
「経営者は方向性を的確に語りかけ、疲弊感をぬぐえ」

Review、新刊新書サミング・アップ

P.136 ゴルフざんまい 青木 功

P.138 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

P.139 告知板 新製品&イベント

P.140 スティグリッツ夫人の世界を幸せにするレストラン
料理が語るポルトガルの歴史

P.142 長老の智慧
多文化国家日本が果たす世界での役割
佐々木高明/元・国立民族学博物館館長
「日本文化の多様性を認めることがグローバル時代に重要」

PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
千葉工業大学/火星に生命を見つけに行く研究所。