週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2011年4月30日・5月7日合併号
2011年4月25日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201310517

「電力欠乏」 全対策

東日本大震災からの復興がまさに本格化しようという今夏に襲ってくる電力供給不足問題。石油危機時に匹敵する規制も想定される中、企業や個人はどう対応したらよいのかを探る。

第2特集:海外メディアが伝えた3・11と福島原発

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.34

COVER STORY
最悪の夏をこう乗り切る!
「電力欠乏」全対策

[図解] 今夏、そして将来の電力供給はどうなる?
[図解] 企業・個人に求められる需要抑制
電力問題を理解するためのキーワード

【1.企業編】
ピーク電力の大幅抑制は可能か
休日分散の足並みそろわず夏の生産量は縮小不可避
生産拠点や本社を西日本・海外へ
実践!節電 オフィスの使用電力を25%減らす方法
自家発電機に注文殺到、だが夏には間に合わず
COLUMN│六本木ヒルズは停電しない!?
COLUMN│電力ピークをシフトするNAS電池
COLUMN│カリフォルニアは電力危機をどう乗り越えたか
電力不足で雇用12万人減 サービス、小売りで影響大

【2.個人編】
節電で個人の暮らしも様変わり
導入相次ぐ在宅勤務やサマータイムの落とし穴
COLUMN│銀座の灯りが戻らない
冷房の利かない暑い夏、家庭でできる節電対策
【節電アンケート】 東京電力管内の住民1000人に聞く
スマートグリッドは切り札となるのか
太陽光発電や二重窓、電力不足に強い住宅

手術・検査ができない! 医療現場からの悲鳴
【新エネルギー】 太陽光や風力発電は原発の受け皿となるか


P.74

第2特集 日本が最も注目を集めた日
海外メディアが伝えた3・11と福島原発

地震、津波、そして原発事故。海外メディアのジャーナリストたちは何を取材し、何を報道したのか。世界に発信された日本の姿を探る。



P.20 スペシャルリポート

屋内退避の南相馬で何が起きているか

原発から30km圏内の福島県南相馬市。医療の現場は混乱が続く。残った住民の生活は。



コラム

P.9 経済を見る眼
経済オンチでは復興はできない/川本裕子



P.16 NEWS TOP 4

(1)見えない被害「範囲」、東電を飲む巨額賠償

(2)新機構で東電に資金支援、負担に構えるメガバンク

(3)復興財源に消費税浮上、与野党で高まる不満

(4)自販機の節電へ条例案、悪玉論に戸惑う業界

今週のキーパーソン


P.24 MARKET VIEW

■市場観測  ■日本激震! 私の提言  ■マクロウォッチ【米国経済】  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から

P.26 日本激震! 私の提言
深尾光洋/慶応義塾大学教授
「徹底した情報開示で農産物の回復を」



P.68 スペシャリストインタビュー

SPECIALIST INTERVIEW
村上陽一郎/東洋英和女学院大学学長
「専門家任せは危険、市民参加の制度を」



P.88 スポーツ&リーダーシップ

スポーツ&リーダーシップ
長谷部 誠/サッカー日本代表キャプテン
「気持ちの面だけは絶対に負けたくない」



連載

■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■ニッポンの選択/野口悠紀雄  ■わかりあえない時代の「対話力」入門/北川達夫  ■中国動態 ChinaWatch  ■アジア特報  ■グローバル・アイ/イアン・ブルマ  ■The Compass/原田 泰  ■FOCUS政治/山口二郎  ■アウトルック  ■Books&Trends、Review、新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ等  ■ゴルフざんまい/弘兼憲史  ■データウォッチ  ■長老の智慧/塚越 寛


P.112 Books&Trends
池内 了/宇宙物理学者
「原発事故は人災専門家の責任を問うべき」

P.126 長老の智慧
塚越 寛/伊那食品工業会長
「不景気の時ほどカネを回す使命が企業にある」


PR(制作:広告局企画制作部)

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今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号
  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号