原子力
わずかなウランから巨大なエネルギーを生む原子力。東洋の資源小国は、成長のためにそれを頼った。選択は正しかったのか。今も暴走を続ける原発と日本の今後。
第2特集:立ちすくむ復興金融
『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。
創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。
一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。
視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。
図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。
『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。
P.34
弄ばれる東電
[完全図解1]
フクシマが露呈した「日本的原発」の弱点
[完全図解2]
「原発」を中心にしたエネルギー政策の崩壊
【独自調査】 原発立地「工場」全国マップ
強弁と楽観で作り上げた
「原発安価神話」のウソ
COLUMN│ 「節電しないと今夏、大停電」もウソ
核燃サイクル“破綻”で原発全機停止の現実味
COLUMN│ 工程各所で隘路にはまっている核燃料サイクル
日本「原発大国化」への全道程
INTERVIEW│ 吉岡 斉/九州大学副学長、武田 徹/ジャーナリスト・評論家
トリウム原子炉の可能性
防波壁で安心できるか
浜岡運転再開への多難
川勝平太/静岡県知事
「ハードル高いが、原子力の平和利用は日本の責務」
象牙の塔の「罪と罰」 原子力研究の落日
住田健二/大阪大学名誉教授 元原子力安全委員会委員長代理
「東電の対応まどろこしい。燃料プール即時改善を」
INTERVIEW│ 桜井 淳/技術評論家・物理学者
「枠」を壊し攻勢に転じる反原発運動
P.76
被災地の企業は、返済猶予で倒産を免れている。復興には新たな資金が必要だが、二重ローン問題など課題山積だ。
高橋真裕/岩手銀行頭取
「融資先を支援し三陸に強い企業を育てる」
P.22 スペシャルリポート
会社四季報 夏号 先取りランキング
震災で今期予想非開示の企業が続出。独自予想で浮かんだ、知られざる「勝ち組」はどこか。
P.9 経済を見る眼
中長期課題は先送りできない/吉川 洋
P.16 NEWS TOP 4
(1)中国減速でも“強気”、コマツが賭ける資源国
(2)太陽光発電に突然参入、気炎揚げるソフトバンク
(3)パンの相次ぐ値上げに腰引ける麺・菓子業界界
(4)好機到来だがまだ長い、日欧EPAへの道のり
今週のキーパーソン/WORLDWIDE NEWS
P.26 MARKET VIEW
■日本激震! 私の提言 ■市場観測 ■マクロウォッチ【欧州経済】 ■今週の気になる数字 ■ミスターWHOの少数異見 ■Yahoo! ニュース・トピックスランキング ■読者の手紙、編集部から
P.26 日本激震! 私の提言
孫崎 享/元防衛大学校教授
「日本は米国寄り中国と韓国を重視すべき」
P.74 スペシャリストインタビュー
河野太郎/衆議院議員
「原子力政策はウソだらけで破綻した」
P.90 カンパニー&ビジネス
「異色」社長が牽引する、タムロンのレンズ革命
価格破壊を巻き起こした望遠ズームの交換レンズ。低価格と採算を両立するタムロンの自信。
■知の技法 出世の作法/佐藤 優 ■【新連載】日本の選択/野口悠紀雄 ■わかりあえない時代の「対話力」入門/北川達夫 ■地球科学入門 /鎌田浩毅 ■中国動態 ChinaWatch ■アジア特報 ■グローバル・アイ/モハメド・エラリアン ■The Compass/武田晴人 ■FOCUS政治/山口二郎 ■東洋経済1000人意識調査 ■アウトルック ■Books&Trends、Review、新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ等 ■データウォッチ ■告知板 ■長老の智慧/槇 文彦
P.96 【新連載】日本の選択
野口悠紀雄/早稲田大学大学院 ファイナンス総合研究所顧問
「円安、金融緩和政策からの脱却が必要」
P.106 グローバル・アイ
モハメド・エラリアン/ピムコCEO兼共同CIO
「世界経済は今後
数年流動的な状況が続」
P.114 Books & Trends
御厨 貴/東京大学先端科学 技術研究センター教授
「いい質問者は窮地に追い込まない」
ビジネスアスペクト:同志社大学/今、新島襄の精神を受け継ぐ世界レベルの先端的脳科学研究が飛翔する。
ONE&ONLY:アフラック