週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2012年10月6日号
2012年10月1日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201311026

「国境」から世界を知る

中国での反日感情の高まりは、現実のリスクとして企業を襲った。
指導部交代を10月に控える中国で、いったい何が起きているのか。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.36

COVER STORY
図解満載
「国境」から世界を知る

[図解] 領土をめぐる争いは世界中で起きている


[PART1)] 危うい日本の領有権

【領土・領海】世界6位の海洋国 広い海域に経済的主権

沖ノ鳥島が「島」である重要性

【尖閣諸島】日本「国有化」に猛反発 中国の狙いとは?

INTERVIEW│
孫崎 享/元外務省国際情報局長
「日本の有利な状況が都知事発言で変化」
黄 錫麟/世界華人保釣聯盟会長
「漁を妨害されれば島に上陸するつもりだ」

【竹島問題】韓国の「実効支配」で立ち入れない現状

「李承晩ライン」が決めた韓国の実力行使

INTERVIEW│
片山善博/慶応義塾大学法学部教授
「正しい見解を伝え、必要な交流は続けることも大切」

国境を守る海上保安庁 その実態

【北方領土】返還交渉は依然進まず ロシアの実効支配が深化

【海底資源】埋蔵量は300兆円以上!? 資源大国も夢ではない

佐藤優氏が直言! 領土問題解決への道筋


[PART2)] 中国が狙う領土拡大

【中国vs.周辺国】尖閣諸島以上に過熱する南シナ海をめぐる争い

[PART3)] 大国が翻弄した中東の国境

【イラク】「3つのイラク」を富と権力の再配分で克服

【イスラエルvs.アラブ】ゴラン高原の占領続く 西岸の国境は未確定

[PART4)] 世界の国境11の謎

南極は誰のモノ?/ベルリンの壁は国境線ではなかった/アフリカの国境に「直線」が多い理由/朝鮮半島は38度線で分断されていない …


P.76

第2特集
新指導体制で変わる平壌 北朝鮮の今

金正恩政権が発足。核や拉致問題で日本と対立する北朝鮮だが、
軍事から経済へ政策の軸を移す変化も見られる。


P.90

第3特集
アナリストランキング 2012

東日本大震災、欧州債務危機や日米欧の金融緩和…。この激動期に、
的確に株式市場を予測したトップアナリストたちを紹介する


P.16

緊迫! シャープ
迫力不足の「実抜計画」

新たな再建計画と引き換えに約2100億円の追加
融資を引き出したシャープだが、視界不良が続く。


P.18 NEWS & REPORT

(01)デモに続き不買広がる、中国で日系企業が悲鳴
過激行動は収束したが、日本製品ボイコットの動きは続く。日系企業への影響も甚大だ。

(02)反日デモで揺らぐ損保業界の中国戦略

(03)ルネサス買収に浮上、官民日の丸連合の矛盾

(04)原子力規制委が発足、どうなる原発再稼働


P.26 MARKET & MACRO

■株式観測/宮島秀直  ■為替観測/佐々木 融  ■市場観測/高田 創  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】

市場観測
高田 創 /みずほ総合研究所チーフエコノミスト
「欧米の日本化で金融緩和競争が続く」


P.84 カンパニー&ビジネス

市況悪の逆風下での船出ついに新日鉄住金が始動
宗岡正二 /新日鉄住金会長
「今の為替水準なら、海外高炉を買う選択もある」


P.88 TOP INTERVIEW

長谷川閑史 /経済同友会 代表幹事
「先進国のリーダーは民意に振り回されて、意思決定できない」


連載

■経済を見る眼/川本裕子  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■中国動態/厳 善平  ■アジア特報/『中央日報エコノミスト』(韓国)  ■グローバル・アイ/イアン・ブルマ  ■FOCUS政治/山口二郎  ■Review  ■新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ など  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■長老の智慧/保木将夫(ホギメディカル創業者)

グローバル・アイ
イアン・ブルマ /米バード大学教授 ジャーナリスト
「領土紛争に油を注ぐ日中韓の国家主義者」


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■ゴルフざんまい/小林浩美  ■東洋経済1000人意識調査


PR(制作:広告局企画制作部)
ビジネスアスペクト: 千葉工業大学/人類の夢をかなえるために惑星を探る。
I want it!: JT

今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号