週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2012年11月17日号
2012年11月12日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201331123

解雇・失業

欧州に端を発した債務危機が波及し、世界中で失業の疾風が吹きすさぶ。日本の失業率が低いというのは幻想。今すぐ明日の解雇に備える必要がある。

第2特集:海運・造船「大氷河期」

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.36

COVER STORY
人ごとではない。明日はわが身の
解雇・失業

日本型雇用は遠い昔の“美談”

「普通解雇がフツー」の時代に突入
[図解] 大規模リストラが止まらない

INTERVIEW│
南雲弘行/連合 事務局長
濱口桂一郎/労働政策研究・研修機構 統括研究員

手順さえ踏めば解雇できる。もはや会社と社員は運命共同体ではない

INTERVIEW│柳川範之/東京大学教授
「40歳定年制を提唱する理由」

COLUMN│中小企業経営者に迫る“失業”ラッシュ

最低人事評価2回でレッドカード。サイバーエージェントの新制度導入1年

好業績続出なのに内需不振? ミクロの感覚頼みでは景気はよくならない

INTERVIEW│小野善康/大阪大学フェロー
「政府だけが“合成の誤謬”に対応できる」


いざという時に困らない防衛術

リストラ前兆チェックリスト「会社編」「自分編」

INTERVIEW│砂山擴三郎/リストラ評論家
「もはやリストラは会社員の宿命」

COLUMN│リストラ担当者「本題に入るのは3回目の面接」

カリスマカウンセラーが教える 再就職を成功に導く10の心得と戦略

失業保険の基礎知識&賢いもらい方

意外に使える! ハローワーク活用術


世界同時失業がやってきた

失業率と社会構造の深い関係 [図解] 世界の失業マップ

[スペイン] 失業給付まで削りとる緊縮財政の修羅場

[米国] 自立大国で続出する親元へのUターン

[韓国] 学歴インフレ状態で、若者の就職難が深刻化


P.76

第2特集
海運・造船「大氷河期」

“中国爆食”による好況に沸いた海運・造船業界。だが、膨大な新船竣工で市況は暴落。氷河期を迎えた業界の今を追う。

薬師寺正和/第一中央汽船社長
「船隊を縮小し、市況に耐えられる規模にする」


P.14 NEWS & REPORT

(01)巨額赤字パナの危機感、シャープ楽観の理由
中間決算で巨額赤字に転落したパナソニックとシャープ。負の遺産の処理という原因は共通するが両社の危機感には差も。

(02)オバマ大統領再選で、どうなる「財政の崖」

(03)サークルKサンクス、止まらないFC離反

(04)新型“軽”が担うホンダの世界戦略

(05)中国建機が急落でも強気を貫くコマツ


P.22 ビジネスリポート

日の丸パソコンメーカーをたたき壊す
サーフェスの衝撃
マイクロソフトはハードとソフトを一体化したデバイスづくりに力を入れ始めた。その第1号が「サーフェス」だ。


P.26 MARKET & MACRO

■株式観測/藤戸則弘  ■為替観測/高島 修  ■市場観測/サミュエル・W・フィンケルスタイン  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】


連載

■経済を見る眼/八代尚宏  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■慢性デフレと新型バブル【新連載】/野口悠紀雄  ■中国動態/陳 言  ■アジア特報/『中央日報エコノミスト』(韓国)  ■グローバル・アイ/イアン・ブルマ  ■FOCUS政治/星 浩  ■インセンティブの作法/安田洋祐  ■Books&Trends  ■Review  ■新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ など  ■夜明けの自宅警備日誌【新連載】/堀田純司  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■新世代リーダー50人/村上太一(リブセンス社長)

経済を見る眼
八代尚宏/国際基督教大学客員教授
「治験の壁が再生医療の産業化を阻む」

[新連載] 慢性デフレと新型バブル
野口悠紀雄
従来の経済理論では、世界の動きを理解できなくなっている。これまでのフロー中心の視点ではなく、ストックに注目して経済変動を解明する。

インセンティブの作法
安田洋祐/政策研究大学院大学助教授
「今年のノーベル経済学賞は身近な問題に応用できる」

Books & Trends
磯田道史/静岡文化芸術大学准教授
「納得感ある人物の生涯をたどることが大事」

[新連載] 夜明けの自宅警備日誌
堀田純司
気鋭の若手ライターによる新連載がスタート。サブカルチャーやオタク文化にも詳しい堀田氏が、最新の社会事象を読み解く。

新世代リーダー50人
村上太一/リブセンス社長
「カネに一番の価値を置かないのが自然」


P.114 第28回 高橋亀吉記念賞


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■ゴルフざんまい 小林浩美  ■東洋経済1000人意識調査


PR(制作:広告局企画制作部)
ビジネスアスペクト: 関西大学/社会の要請に応え「安全・安心」を追究するということ

今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号

訂正情報

週刊東洋経済 「解雇・失業」 訂正情報

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週刊東洋経済2012年11月17日号(11月12日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
83ページ ■『迫り来る「2014年危機」 存続なるか日の丸造船業』の記事 

(2段目 23?25行目)
:年間3000万総トン(総トンは使用する鋼材総量)前後だった

:年間3000万総トン(総トンは船の容積を表す単位)前後だった