週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2013年2月16日号
2013年2月12日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201330232

シェール革命で日本は激変する

シェール層から採取する油やガス。米国に広大に眠る地下資源が同国の製造業を雄々しく復活させる。「革命」の現場の地上は拍子抜けするほど牧歌的。だが、地下深くで始まった「革命」は気が遠くなるほど長く、日本経済を揺さぶり続ける。

第2特集:安倍予算 3つの争点

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.32

COVER STORY
シェール革命で日本は激変する

[Part1] 現地ルポ/シェール革命の最前線から
石油・ガス完全自給へ向かう米国

低廉なエネルギー武器に米国産業界が復権の狼煙

米国のLNG対日輸出は3月にも第1号認可へ

関西電力がLNG調達で画期的な新契約


シェール革命のキホンのキ 7つのQuestions
Q1 シェールガス・オイルとは?
Q2 なぜ革命といわれるのか?
Q3 どうやって採掘するのか?・・・Q7まで


【イラスト図解】 追い風?逆風? 新たな収益源狙う日本企業


[Part2] 化学の再編加速、商社・鋼管・天然ガス車にチャンス
日本に波及するシェール革命

[化学] 日本の石化に迫る脅威、住化が国内エチレン撤退

[商社] 価格安で川上権益は苦戦も川下、周辺で商機広がる

[自動車] 日本では下火だが、海外で伸びる天然ガス自動車

[鉄鋼] 日系メーカーが高シェア、シェールガス田用の高品質鋼管

『会社四季報』記者座談会 シェール革命で得する企業

シェール増産で穀物価格は長期下落も


[Part3] 米中欧露/それぞれの事情
大変貌の世界エネルギー地図

焦る中東、戸惑うロシア 変わるエネルギー勢力図

後発ながら強靭な体力で攻めに転じる石油メジャー

シェール革命が直面する、「水圧破砕」の環境リスク

前のめりのポーランド、開発禁止を貫くフランス

世界最大埋蔵量の中国、当面はシェール以外を優先


P.80

第2特集
安倍予算 3つの争点
公務員人件費、復興予算、生活保護

日本銀行の金融緩和に引き続き、アベノミクスの「第2の矢」が放たれた。総額92.6兆円に上る、国の2013年度予算。何が問題なのか。これから始まる本格審議を前に、3つの争点を中心に徹底検証した。

山田啓二/全国知事会会長 京都府知事
「地方公務員の給与削減には大義がない」

田近栄治/一橋大学教授
「社会保障費抑制のルールづくりが必要だ」


P.14 NEWS & REPORT

(01)市場は辞任表明を好感、日銀新総裁は誰なのか
株価はリーマンショック後高値を更新。金融緩和への期待が高まる中、新総裁に就くのは。

(02)“黒字化”でも続くシャープ綱渡り経営
5四半期ぶりの営業黒字。だが中核の液晶事業や資金繰りなど課題は山積み。頼みは政府支援か。

(03)経営陣の内紛が勃発、巨大病院グループの闇
創始者側近の経営幹部に突然の解雇通告。背景には支配力を強めつつある創始一族の存在がある。

(04)平井采配を評価? 急上昇するソニー株

(05)7期ぶりの営業減益、マクドナルドの蹉跌

(06)躍進を続ける欧州車、小型化・機能性で攻勢


P.24 MARKET & MACRO

■株式観測/藤戸則弘  ■為替観測/深谷幸司  ■市場観測/河野龍太郎  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】


P.74 カンパニー&ビジネス

ニッチ化か、大化けか、岐路に立つ電気自動車

次世代自動車として注目を集めた電気自動車だが、航続距離と価格がネックとなり売れ行きはいま一つ。市場拡大への突破口を開くことはできるのか。


連載

■経済を見る眼/神野直彦  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■慢性デフレと新型バブル/野口悠紀雄  ■中国動態/富坂 聰  ■アジア特報/『今周刊』(台湾)  ■グローバル・アイ/アン・マリー・スローター  ■FOCUS政治/塩田 潮  ■インセンティブの作法/安田洋祐  ■Review  ■新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ など  ■夜明けの自宅警備日誌/堀田純司  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■新世代リーダー50人/田端信太郎(NHNジャパン執行役員)

グローバル・アイ
アン・マリー・スローター/プリンストン大学教授
「軍事か外交かではなく、双方を組み合わせるべき」

Books & Trends
岡ノ谷一夫/東京大学教授
「人のコミュニケーションは 言葉と感情で成り立つ」

新世代リーダー50人
田端信太郎/NHNジャパン執行役員
「僕らの世代は紙とネットがわかる両生類」


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■ゴルフざんまい 小林浩美  ■東洋経済1000人意識調査


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