週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2015年6月6日号
2015年6月1日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201310654

物流大激突

ネット通販、小売り、メーカー…各企業が競争力強化のカギを握る物流へ投資を加速している。単純な効率化だけでなく、付加価値化も求められる中、厳しい戦いを勝ち抜くのは一体誰なのか。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.50

第1特集
物流大激突

 

GLP座間 続々建設! 巨大施設の全貌

[図解] 首都圏も! 関西圏も! 増殖する物流施設

[図解] 玄関先を押さえろ
リアル店舗 vs. ネット通販 ラストワンマイルをめぐる争い

 

大阪ではバブル崩壊? 建設ラッシュの皮算用

[打倒アマゾン!] ヨドバシは野菜も宅配
過熱する 即日配送バトル
【ヨドバシカメラ】 アマゾンより大きい巨大センター 【LOHACO】 日用品に強いアスクル 【 楽天】 受け取りロッカー設置拡大

[最速は1時間] 米国でも即配バトル勃発!
グーグル・エクスプレス vs. アマゾン・フレッシュ

ユニクロもついに本腰 物流巨額投資の内幕
【しまむら】 自他ともに認める物流のスペシャリスト 【アイリスオーヤマ】 急成長を支える巨大な無人自動倉庫

[完全潜入!] 進化する宅配ビジネス
ヤマト・佐川の大改革
羽田クロノゲート完全解剖 家電修理まで請け負うサービス競争 自転車、台車、リヤカーを活用 「チーム集配」と「バス停方式」

INTERVIEW│
山内雅喜
/ヤマトホールディングス社長 「企業向けにも消費者向けにも打って出る」
町田公志/SGホールディングス社長 「一手間かけてサービス品質を高めていく」

[上場目前!] 赤字脱却へ仕分け改革
日本郵便大いなる賭け

メーカー物流子会社 相次ぐ売却のなぜ?

COLUMN│ドライバー不足でトラック輸送の危機

ライバルがタッグ ビール、食品で共同配送

JR貨物に追い風 鉄道貨物の復権なるか

 

P.16 核心リポート

トリガーは米FRB 年内で「超円安」終焉か

激化するサンマ争奪戦 漁獲枠削減のからくり

LIXILに“大誤算” 破産の間際に債務保証

ブラジル石油の汚職 日本企業に損失飛び火

Z会のTOBが号砲 塾再編にアクセル

西武株放出で手仕舞い サーベラス日本撤収へ

 

P.28 三人三談

テレビを信じますか?
今、私たちが目にしているのはテレビジャーナリズムの崩壊なのだろうか。

「メディアの気骨が問われる」
音 好宏

上智大学教授

「クロ現を潰すな!」
岩崎貞明

『放送レポート』編集長

「もう演出はいらない」
堀 潤

「8bitNews」代表

 

P.32 巻頭特集

2020年度財政黒字化をめぐる攻防戦
成長頼みの財政再建

経済成長による税収増を大きく見込み、歳出カットを最小限に
抑えたい諮問会議と歳出削減重視の財務省。6月末の計画取りまとめに向け、激突。

財政再建 私はこう考える

「経済好転と効率化を両輪に」稲田朋美/自民党政調会長

「日本の財政は健全だ」本田悦朗/内閣官房参与

「高福祉低負担の是正を」村上誠一郎/自民党衆議院議員

「骨太2006の再来ではない」土居丈朗/慶応義塾大学教授

「問題は諮問会議の機能不全」早川英男/富士通総研エグゼクティブ・フェロー

 

P.40 深層リポート

ヤマダ電機大量閉店の衝撃
家電量販店 終わりの始まり

家電量販店「王国」を築いたヤマダ電機が大量閉店に踏み切る。
見えてきた時代の終わり。

見えてきたヤマダの実像 大転換の予兆はあった

巨艦店が激突する 柏を歩く

まだ終わっていない! 量販店トップ激白

加藤修一/ ケーズホールディングス会長兼CEO

遠藤裕之/ ケーズホールディングス社長兼COO

野島廣司/ ノジマ社長

 

連載

|経済を見る眼|成長戦略の「正統」と「異端」/早川英男

|この人に聞く|内藤晴夫 / エーザイCEO|認知症に最強の新薬候補

|少数異見|シャープ再建に見る銀行の「いつか来た道」

|知の技法・出世の作法|信頼できる記者をメディアでどう探すか(6)/佐藤 優

|中国動態|加速する中国の経済改革 政治改革にも波及するか/梶谷 懐

|グローバル・アイ|経済成長を刺激する21世紀のニューディール政策/ロバート・J ・シラー ほか

|フォーカス政治|首相秘書官 モンゴル訪問の隠された狙い/歳川隆雄

|株式観測|15年度も企業業績は堅調 株主還元をどう考えるのか/伊藤高志

|為替観測|経常収支がアベノミクス前の水準に回帰、円買い圧力強まる/佐々木 融

|価格を読む|バナナ|天候不順で価格上昇も

|マクロウォッチ|貿易赤字は縮小するが黒字定着には至らない

|ブックス&トレンズ|『なぜ、メルセデス・ベンツは選ばれるのか?』を書いた上野金太郎氏に聞く

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|追悼 N紙の若大将/童門冬二

 

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今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号
  • 10/20(月) 週刊東洋経済 2025年10月25日号

訂正情報

週刊東洋経済「物流大激突」訂正情報

週刊東洋経済6月6日号(2015年6月1日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 内容
62ページ ■上から3段目、アスクルとロハコの売上高について
  誤:同社のEC全体の売上高は2015年5月期で27.7億円を計画しており、そのうちロハコは2.2億円
  ↓
  正:同社の売上高は2015年5月期で2770億円を計画しており、そのうちロハコは220億円
63ページ ■上から3段目、ヤフーとアスクルの資本関係について
  誤:これまでヤフーの持ち分法適用会社だったアスクルは今月、自社株買いの結果、連結対象となった
  ↓
  正:これまでヤフーの持ち分法適用会社だったアスクルは現在自社株買いを行っており、今後ヤフーの連結対象となる見込みだ