週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2015年10月24日号
2015年10月19日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201341054

教育の経済学

今、教育を「科学」する試みが広がっている。キーワードは早期の教育と非認知スキル。あなたの知らない教育の真実が見えてくる。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.48

第1特集
その子育て、間違っていませんか?
「教育」の経済学


[Part1] 教育を「科学」する
なぜ今“教育経済学”なのか
『「学力」の経済学』の著者が解説
教育経済学の7つのポイント 中室牧子/慶応義塾大学准教授

子どもを褒める?「勉強しろ」は効果がある?
素朴な疑問に科学で答える 子育てQ&A

学力、性格、才能・・・ 遺伝でどこまで決まる?

子どもの心理を知る IQってどう測っているの?

INTERVIEW│幼児期の実験で公教育を改革する ジョン・リスト/米シカゴ大学教授

 

[Part2] [実践編] 非認知スキルの高め方
学力より重要だとわかってきた 非認知スキルとは!?

幼児期の教育費を考える 子どもへの投資は長期的視点

待機児童解消の切り札となるか 小規模保育所の可能性

“月10万円”は格安? 本番目前お受験の実情

世界に広がるモンテッソーリって何? あの中学受験塾とお受験塾がタッグ

来年度から「義務教育学校」が誕生 小中一貫校とは何か

イマドキの習い事(1)小学生に大人気のプログラミング (2)学習は詰め込みから探究へ

低学年で英語スクールは当たり前 過熱する英語教育

 

[Part3] 政策に科学的根拠(エビデンス)をどう生かす
文科省も認めた深刻な格差 親の関与が子どもの学力を決める

止まらぬ子どもの貧困 就学援助率の高い地域

INTERVIEW│文系廃止は教育の本質に逆行する 内田 樹/神戸女学院大学名誉教授

18歳人口減で急務だが・・ 迷走し始めた大学入試改革

INTERVIEW│キャッチアップの発想から抜け出よ 苅谷剛彦/英オックスフォード大学教授

欧米ではすでに常識 科学的根拠に基づく教育が必要だ

 

P.22 核心リポート

新日鉄住金ポスコ 揺らぐ“鉄の絆”の行方

ぐらつくユニクロ神話 最高益でも日米に死角

仏政府の関与に対抗 日産ルノーが“一体化”

再生医療を産業化 テルモが「仮免許」1号

韓国、TPPに焦り FTA大国の失態

ネットもリアルも炎上 「鬼女」とは何者か

 

P.32 ニュース最前線

自動車│新型プリウスが登場 トヨタ、真の勝負は海外

小売り│セブン、コンビニ快走 ヨーカ堂不振を帳消し

電機│イメージセンサーに投資 ソニーが賭けた新市場

 

P.36 巻頭特集

液晶パネル生存の隘路 シャープ迫られる決断

鴻海かそれともジャパンディスプレイか。売却がうわさされるシャープ液晶パネルの行方と、今後の行方。

 

P.42 深層リポート

イトーヨーカ堂は40店閉店へ
GMS撤退戦が始まる

首都圏総合スーパー(GMS)の雄、イトーヨーカ堂が大量閉店を決めた。「GMSの時代は終わった」。流通業界の定説がいよいよ現実局面へ移ってきた。

 

P.86 深層リポート

「終わった会社」が世界を魅了し始めた
アシックス知られざる変革

10年にわたってぴたっと成長が止まっていたスポーツシューズの名門が、気がつけば力強く世界市場を駆けている。変革の深層に迫った。

 

P.92 ひと烈風録

特許収入で250億円! 多彩で意外な「4つの顔」
大村 智 化学者、ノーベル医学・生理学賞受賞者

定時制高校教員から研究者に転じ、ついにはノーベル賞に到達した大村博士。研究者の枠にとどまらないマルチな才能の持ち主であった。

 

連載

|経済を見る眼|外国人材受け入れの本格議論を/太田聰一

|この人に聞く|布施孝之/キリンビール社長|新商品濫発には頼らない

|少数異見|バズーカ砲とは信じること エラワン廟と異次元政策

|知の技法|職場で実践できる「中期分析」の方法(8)/佐藤 優

|中国動態|日本人4人が拘束の深刻と「反スパイ法」の不可解さ/小原凡司

|グローバル・アイ|米英で先鋭さを増す反動的な社会主義路線への回帰/イアン・ブルマほか

|フォーカス政治|「新・3本の矢」を掲げる安倍首相、燃え尽き症候群の兆候か?/塩田 潮

|株式観測|イベントにより、年末までは外需選好、その後内需型へ /大川智宏

|為替観測|米国金利見通し定まらず 当面1㌦=120~122円/深谷幸司

|投資の視点|IPO分析|STUDIOUS 経営管理を徹底し高成長

|マクロウォッチ|高齢者移住政策の無理筋 地方バラまきの回避を

|ブックス&トレンズ||『「業界再編時代」のM&A戦略』を書いた渡部恒郎氏に聞く ほか

|ゴルフざんまい|時代とともに変わる環境と仕組み/小林浩美

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|両国橋で講義する平洲/童門冬二

 

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ビジネスアスペクト:岩谷産業/水素エネルギー社会の夜明けが来た 水素、その限りない可能性
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今後の発売スケジュール

  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号
  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号