週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2015年11月7日号
2015年11月2日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201311156

VWショック

販売台数で世界一が目前だったフォルクスワーゲンで排ガス不正が発覚。トヨタ一強時代がやってくるのか?ドイツに与える影響は?自動車とドイツの未来を占う特集。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.48

第1特集
VW[フォルクスワーゲン]ショック


[1] フォルクスワーゲン 堕ちた名門
[ドイツ 現地報告] 「VWがなければ何もない」
企業城下町に兆す不安の影

排ガス不正5つの真実 世界が震撼した VWの過ち

オーナー家骨肉の50年戦争 VW独裁者 ピエヒの実像

ガバナンスはなぜ機能しなかったのか。
時代に逆行した独裁経営の弊害/ラルフ・ベーベンロート

どうなる再編? VW陥落で 「トヨタ一強」

ディーゼルは死んだ? VW不正で強まる逆風

次の本命は? VWガス不正で、エコカー戦線「異状あり」

カタログ燃費のフシギ

 

[2] ドイツ一強 浮上する警戒論
VW不正でも揺るがぬドイツ「独り勝ち」に高まる不満

「欧州の帝王」メルケル失脚も
VW難民、ドイツ「2つの危機」/熊谷 徹

[INTERVIEW 私のドイツ論]
(難民)「多様性はドイツを豊かにする」/ハンス・カール・フォン・ヴェアテルン
(ユーロ)「ドイツ警戒論には理由がある」/田中素香
(ドイツ製造業)「ドイツはフォルクスワーゲンとは違う」/ダリア・マリン

ドイツとどう向き合うか
ドイツ礼賛論の陥穽/三好範英

(インダストリー4.0)「中小企業にこそチャンスあり」/西岡靖之

(再生エネルギー)「日本はドイツの轍を踏むな」/朝野賢司

 

P.16 核心リポート

常陽・足利銀が統合へ 次なる焦点は千葉銀行

旭化成、“偽装”再び 北海道でも不正発覚

目指すはSDR入り 中国が進める金融改革

中国失速が痛い建機各社 合理化で済まない事情

13兆円買収劇に虎視眈々 アサヒ棚ぼた狙いの真意

荒波の中稼ぐ液晶部材 強さの源は「寡占力」

 

P.30 巻頭特集

6000億円でアメスピ買収
JT 「買収王」の手の内

巨額買収をテコに世界第3位のたばこメーカーへとのし上がったJT。再びM&Aの表舞台に登場した。

 

P.36 深層リポート

東京エレクトロン
グローバル経営よ、再浮上せよ!

世界最大手企業との経営統合の発表、その後の破談。異色のグローバル企業が追い求めるもの、その先にあるものとは何か。

 

P.42 ひと烈風録

永続敗戦論で颯爽と登場
白井 聡 政治学者

『永続敗戦論』は日本の対米従属の姿をえぐり出した。若き政治学徒の出発点はレーニン研究。レーニンと現代日本に通底する課題とは。

 

連載

|経済を見る眼|新「3本の矢」の意味/早川英男

|この人に聞く|寺澤辰麿 / 横浜銀行頭取|統合で地銀最大グループへ

|少数異見|過剰債務で再建以前のシャープ メイン行も手詰まりで時間空費

|ゴルフざんまい|日本選手にいちばん必要なのは勝負脳/三田村昌鳳

|知の技法|実用教育と学問研究 大学がとるべき立場は/佐藤 優

|中国動態|7兆円超える「爆買い」で中英の蜜月関係を演出/陳 言

|グローバル・アイ|インド回復を妨げるムダな障壁を打破せよ/シャシ・タルールほか

|フォーカス政治|2大政党制を目指すなら、共産党との協力しかない/山口二郎

|株式観測|製造業と非製造業で異なる景況感、その行方は?/伊藤高志

|為替観測|ユーロ対米ドルの通貨安戦争が勃発か?/高島 修

|投資の視点|配当利回り|郵政株を超える高利回り 安定配当方針の銘柄が魅力

|マクロウォッチ|ECBの通貨安政策 持続的な効果はなし?

|ブックス&トレンズ|『「個人主義」大国イラン 群れない社会の社交的なひとびと』を書いた岩﨑葉子氏に聞く ほか

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|“三方よし”は恕の心/童門冬二

 

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  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号