週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2016年12月24日号
2016年12月19日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201341269

ビジネスマンのための近現代史 
 ~激動の2016年、ルーツは近現代史にあった~

佐藤優氏の読み解く「新帝国主義」、グローバルヒストリーから見た覇権国家の行方、近現代史がわかるブックガイド50冊など、歴史の読み方を網羅。
さらに、トランプショックの米国、独裁者を生みがちな中国、ナショナリズムの韓国、大統領選挙を迎えるフランス、ヒトラーを生んだドイツ、そして泥沼の戦争を招いた日本、それぞれの近現代史を振り返ります。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

【第1特集】
 ビジネスマンのための近現代史 ナショナリズム、ポピュリズム、保護主義 

 PART1 「いま」がわかる歴史の読み方
  近代国家という仕掛け 佐藤 優●作家
  グローバルヒストリーから見た覇権国家の行方 秋田 茂●大阪大学教授
  なるほど歴史講座 ナショナリズムと経済で歴史を理解する 宇山卓栄●歴史著作家
  ビジネスマンが知っておくべき 近現代史のツボ 出口治明●ライフネット生命保険会長
  「国家」「保護主義」「ナショナリズム」がわかる50冊

 PART2 近現代史が語る時代への教訓
  (米国)トランプショックと戦後システム 油井大三郎●一橋大学・東京大学名誉教授
   エリートvs.庶民 欧州で広がるポピュリズム政党
  (米国)トランプ現象 ポピュリズムの二面性 渡辺 靖●慶応大学教授
  (中国)共産党と皇帝 独裁の共通性 岡本隆司●京都府立大学教授
  (中国)毛沢東 文化大革命の狂気 楊 海英●静岡大学教授
  (韓国)小国ゆえの「正しい」民主主義 木村 幹●神戸大学教授
  近代国家の「領土病」 岩下明裕●北海道大学教授
  (フランス)ウルトラ右翼 反共からポピュリズムへ 畑山敏夫●佐賀大学教授
  (ドイツ)ワイマールからナチズムへの転落 蔭山 宏●慶応大学名誉教授
  (日本)泥沼の戦争 政党と近衛文麿の罪 井上寿一●学習院大学学長
  (日本)右翼思想の根源とは 片山杜秀●慶応大学教授
  共産主義はなぜ広がらなかったのか 的場昭弘●神奈川大学教授


ニュース最前線
 01 カジノが見切り発車 「ポスト五輪」を担えるか
 02 ローソンが銀行に参入 セブン追撃に高い壁
 03 本音はJDI救済か 機構が抱くジレンマ
 04 1.2兆円の巨額買収 アサヒの皮算用と不安 
 05 3Dプリンタ離陸前夜 日本勢も開発に着手
 06 「市場の番人」トップ交代 東芝元社長の調査続行


深層リポート
 ミネルバ大学って何だ?
 消費はなぜ伸び悩む?
 弾劾で朴大統領が職務停止 揺れる韓国


連載
|経済を見る眼|日本版「金融抑圧」のシナリオ/早川英男
|この人に聞く|山内雅喜●ヤマトホールディングス社長|自動化やAI駆使し乗り切る
|少数異見|精神的な支柱を失ったタイ 王宮で感じる特有の団結力
|ニュース戦記|ポピュリズムはどこへ向かうか/星 浩
|非常時の組織論|「勘」を研ぎ澄ます本気の決断の積み重ね/伊藤祐靖
|サラリーマン弾丸紀行|ブータン人の幸せを現地で考えた/橋賀秀紀
|知の技法|大きな外交ゲームをロシアと行う日本政府/佐藤 優
|中国動態|動き始めた重要人事、党内部で進む若返り/富坂 聰
|グローバルアイ|香港の独立運動は中国共産党の思うつぼ/クリス・パッテン
|フォーカス政治|「反既成」勢力の世界潮流が安倍政権の追い風/山口二郎
|マクロウォッチ|GDPを構成する消費統計 精度を欠き、抜本見直しへ
|歴史の論理|人民元の国際化に見る中国貨幣史/岡本隆司
|ブックス&トレンズ|『コンピュータが小説を書く日』を書いた佐藤理史氏に聞く
|ゴルフざんまい|技術と心、ゴルフは人を育む/青木 功
|Readers&Editors|読者の手紙、編集部から
|生涯現役の人生学|幕末のポピュリズム“ええじゃないか”/童門冬二


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今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号