週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2019年1月12日号
2019年1月7日 発売
定価 723円(税込)
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【第1特集】“移民”解禁
2019年4月から日本は外国人労働者の受け入れを拡大する。これまで専門的分野に限られていた就労での在留資格を単純労働にも広げる。事実上の移民解禁である。介護や外食、建設業界などからは期待する声がある。経済や社会はどう変わるのか。その最前線を追う。

◇人手不足で、いよいよ「単純労働の解禁」へ
◇台湾 介護職の外国人 施設でも家庭でも浸透
◇シンガポール 移民に依存する超格差社会
◇韓国 雇用は自国民優先ながら外国人からも好評価
◇米国 吹き荒れる反移民政策の嵐
 
◇超はやわかり Q&Aで移民解禁を解説
 
◇日本の自治体 外国人との共生目指し奮闘
◇インテリ芸人 厚切りジェイソン「日本は本当にやる気あんの?」
◇拙速な入管法改正 経済界と首相官邸のあしき結束
◇堺屋太一の提案 「外国人を入れて、次世代日本人の育成を」
◇政治家に聞く あるべき移民政策とは?
 ①平沢勝栄(自民党)、②山尾志桜里(立憲民主党)     
◇日本の外国人労働 暗部をルポ
①劣悪処遇が蔓延する技能実習制度
②留学生を食い物にする悪質な日本語学校
③日系人労働者 変わらぬ調整弁扱い

【第2特集】発明王ダイソン強さの秘密 
      ついに見えてきたEV参入

掃除機やドライヤーなど、成熟市場で革命を起こし続けてきたダイソン。畑違いの電気自動車への参入も、これまで蓄積してきた3つのコア技術の延長線上にあるとする。はたしてどんな車を世に送り出すのか、参入は成功するのか。
 
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週刊東洋経済とは

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『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

【第1特集】
“移民”解禁
 人手不足で外国人の単純労働解禁へ
 台湾 介護職で家庭にも浸透
 シンガポール 移民に依存する格差社会
 韓国 自国民優先だが外国人からも好評価
 Q&A│“移民”解禁で社会はどうなる?
 新設「特定技能」4月導入 受け入れ14業種は外国人頼み
 外国人との共生目指す先行企業、自治体の奮闘
 INTERVIEW│厚切りジェイソン●お笑い芸人
 拙速すぎる入管法改正 真の狙いは改憲と参院選
 「多様な社会への道が開けた」 堺屋太一
 与野党キーパーソンに聞く 移民解禁の是非 INTERVIEW│平沢勝栄●自由民主党 衆議院議員/山尾志桜里●立憲民主党 衆議院議員
 識者に聞く 改正入管法の問題点 INTERVIEW│河野龍太郎/鈴木江理子
 米国 吹き荒れる反移民政策の嵐
 問題噴出する現行制度の闇
 内幕1 劣悪な処遇はそのままに 拡大続ける技能実習制度
 内幕2 悪質な日本語学校が蔓延 留学生や教師を食い物に
 内幕3 変わらぬ調整弁の扱い 高齢化進む日系人労働者
 内幕4 低賃金労働の隠れみの まやかし多い専門人材

【第2特集】
 発明王ダイソン 強さの秘密

深層リポート
 「黄色いベスト運動」で仏マクロン政権に試練

ひと烈風録
 製造派遣で理想を追求 地獄を見た男の逆転人生 若山陽一●UTグループ 社長

ニュース深掘り
 未踏のGW10連休 交錯する期待と不安
 長期経営者は誰だ? 在任期間ランキング


連載
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|平成経済の証言|金融監督庁の発足で役人の意識が一変した/五味広文
|Readers&Editors|読者の手紙、編集部から

今後の発売スケジュール

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  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号