週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2019年11月2日号
2019年10月28日 発売
定価 730円(税込)
JAN:4910201311194
【第1特集】新幹線 vs.エアライン
1951年、国内定期航空便が初めて就航。その13年後の64年には東海道新幹線が開通した。その後、空港整備と新幹線網の拡大により、新幹線とエアラインによる顧客の奪い合いは各所で続いている。本特集では、その競争の実態を最新データ&取材を基にわかりやすく解説する。

【第2特集】野村証券 反転攻勢の全貌
沈んでいたガリバーが攻めに転じた。8月に野村HDがLINEと提携しLINE証券を始動。同時期に山陰合同銀行との提携で合意、顧客志向の担当分けなど営業体制の改革も敢行した。地銀104行と主要証券会社の金融商品仲介委託関係の一覧も。
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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

第1特集
国内交通の覇者はどっちだ? 新幹線 vs. エアライン

どちらが強い? 全国「新幹線vs.エアライン」勢力図 

Part1 空vs.陸 激戦の構図
新幹線「水没」で混乱 北陸の悲願は空路維持
羽田―伊丹便の人気が根強い理由
新幹線もエアラインも重要 東京視点と違う「地方の論理」
東西で「次世代」新幹線が登場 進化する乗り心地を実現? 
イタリアでは鉄道2社が競争
快適性向上に工夫を凝らす 航空大手2社の新型機材
ネット予約サービスはエアラインが圧倒的リード
子連れ客にお得なのは?
価格・時間に環境問題も! 欧州で白熱する激突の構図
伸びる高速バス
見栄えと機能性を同時に追求 制服も進化する

Part2 新幹線が変える国土軸
東京―札幌「4時間半」実現への難所 焦点は青函トンネルだ
スピードアップ 大宮の事情
長崎新幹線は「不完全状態」で始動
リニア2027年開業に暗雲 大井川「水問題」の論点
チームプレーでついに実現 新幹線「のぞみ」12本ダイヤ
岩倉高校 vs.日本航空高校

Part3 顧客囲い込みを急ぐエアライン
大手から4枠回収で政策枠は充実 羽田便の生き残り競争
格安交通が牽引する成田便
日本の「大甘検査」とは大違い 厳格化する空港の保安検査
「大型荷物」は予約制に
ユニーク戦略でシェア拡大 地域密着エアラインの底力
ファン獲得へ動く航空
続々民営化する地方空港 利用者にも大きなメリット

第2特集
野村証券 反転攻勢の全貌
最後に笑うのは誰か 地銀をめぐる国盗り合戦

スペシャルリポート
台風19号の深い爪痕 首都浸水
見過ごされてきた浸水対策 マンション防災の死角
福島県の工場が多数被災 供給網寸断の影響長引く
東北被災地でも浸水被害 津波対策への偏重に疑問符
「災害に弱い土地の利用規制を考えよ」東洋大学理工学部建築学科 教授 野澤千絵

深層リポート
大詰めのブレグジット 決着は年内の総選挙か
大躍進遂げた日本ラグビー 「ベスト8」進出の重み


連載

|経済を見る眼|なぜ円高が進まないのか|早川英男
|ニュースの核心|「トランプの不確実性」で高まる景気後退リスク|大崎明子
|編集部から
|『会社四季報』ルーキー登場|ブシロード
|トップに直撃|ライフコーポレーション 社長 岩崎高治
|フォーカス政治|自民党新体制人事に見る改憲への首相の「本気度」|歳川隆雄
|グローバル・アイ|1億人が総貧困化する日本過激化する政治と中国脅威論
|INSIDE USA|弾劾で焦るトランプ大統領 自らを追い込む失策と混乱|渡部恒雄
|中国動態|米国の対中資本規制は本当に強化されるのか|梶谷 懐
|マネー潮流|トランプ弾劾とウォーレン・リスク|高井裕之
|少数異見|日本のシニアが抱える「心の貧困」という問題
|ゴルフざんまい|世界で勝つために そしてオリンピックへ|小林浩美
|豊田章男 ‐100年の孤独‐|豊田綱領とは何か|片山修
|知の技法 出世の作法|漁船沈没事故を契機に日本との対話を望む北朝鮮|佐藤 優
|新・メタルカラーの時代|JAXA|山根一眞
|経済学者が読み解く現代社会のリアル|内定辞退率の提供 就活のジレンマを改善か|野田俊也
|人が集まる街 逃げる街|ヨシュカル・オラ(ロシア) 「赤い街」は輝きを取り戻せるか|牧野知弘
|マーケティング神話の崩壊|インフルエンサーとメディア|井上大輔
|必ず伝わる最強の話術| お医者さんとうまく話す方法|松本和也
|クラシック音楽最新事情|日本クラシック界を変革 佐治敬三生誕100年|田中 泰
|話題の本|『患者目線の医療改革』著者 渡辺英克氏に聞く ほか
|「英語雑談力」入門|be classified (分類され〈てい〉る)|柴田真一
|経済クロスワード|新幹線とエアライン
|読者の手紙 次号予告

今後の発売スケジュール

  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号
  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号

訂正情報

「週刊東洋経済2019年11月2日号」(10月28日発売)に、以下の間違いがありました。訂正してお詫び致します。
 
79ページ ■「大手は減便、頼みはスカイマークとコンテスト枠」の表

羽田空港の国内線発着枠について
現在の政策コンテスト枠
【誤】3
 ↓
【正】0
見直し後の政策コンテスト枠
【誤】5
 ↓
【正】2
現在の合計
【誤】466
 ↓
【正】463
見直し後の合計
【誤】468
 ↓
【正】465
82ページ ■北海道・九州を拠点とする航空3社の概要

AIR DO
【誤】新千歳-函館
 ↓
【正】新千歳ー函館 を削除
92ページ
 
■野村証券 反転攻勢の全貌

営業社員の社内留学の説明 
【誤】投資銀行部門など本社で受け入れ
 ↓
【正】本社で受け入れ