週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌。

制作にかける思い
2020年1月11日号
2020年1月6日 発売
定価 730円(税込)
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【第1特集】病院が壊れる

病院の経営環境は厳しさを増すばかりです。ほとんどの公立病院は自治体からの赤字補塡で支えられており、総額は年間約8000億円。人口減少で税収が細る中、これまでどおりの補塡を続けることは容易ではありません。また民間病院の経営破綻も相次いでいます。
地方を中心に医師不足も深刻です。全国の大学病院を支えているのは、過労死ラインで働いても給料が支払われない「無給医」です。このような状態を放置していいはずがありません。今号の特集では「壊れていく病院」のリアルに迫りました。
 

【ひと烈風録】辻 孝 異色研究者の波瀾万丈


人体の器官を再生する再生医療の臨床研究が間もなく始まります。ターゲットは髪と歯。「ひと烈風録」第65回では、新しいアプローチに挑む、理化学研究所のチームリーダー、辻孝さんの異色の経歴と紆余曲折の人生に迫ります。

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目次

第1特集
病院が壊れる

Part1 公立病院の苦悩

医師不足で「救急お断り」 市民病院の経営が危ない
今変わらなければ“突然死”も ニッポンの病院の正念場
「医療提供体制の見直しは必須だ」 厚生労働相 加藤勝信
無給医問題があらわにした医師の“超”長時間労働
毎年約400億円の赤字 都立8病院の経営難
中核病院建設に「待った」 財政難の新潟は大混乱
「点ではなく面で支える医療が必要」 慶応大学教授 印南一路
公立病院の赤字 累積欠損金ワースト150
[現地ルポ]地域医療の牙城を守れる 日本赤十字病院の危機
「うそを重ねては再編が進まない」 日本病院会会長 相澤孝夫

Part2 民間病院の危機
東京の都心部でも安泰ではない 医療法人倒産はなぜ起きるのか
「地域密着では民間病院の出番」 医療法人協会会長 加納繁照
売却案件は引きも切らず 盛り上がる病院のM&A
「買収した東芝病院は3年で再建できる」 カマチグループ会長 蒲池眞澄
架空の売却話も飛び交う 病院に群がる怪しい人々
稼ぐ民間病院の実力! 医療法人ランキング150
債務超過の三井記念病院 外来患者が増える順天堂

深層リポート
ソフトバンクが狙う新金脈 知られざる物流の巨大拠点
名門の日立化成を傘下に 昭和電工「1兆円買収」の賭け


スペシャルリポート
深刻なガバナンス不在 日本郵政グループの難題
「改善状況をチェックする第三者機関が必要」 特別調査委員会アドバイザー 出口治明

連載
経済を見る眼|アート思考で製造業は復活する|延岡健太郎
ニュースの核心|「儲かる値付け」の軽視が凋落を招く|山田雄大
『会社四季報』ルーキー登場|ALiNKインターネット
トップに直撃|SUBARU社長 中村知美
フォーカス政治|地方が相次ぎ反旗を翻す「官邸案件」の不合理性|牧原 出
グローバル・アイ|置き去りにされる薬剤耐性問題/欧州の銀行秩序を揺さぶる仏の独自路線
INSIDE USA|新時代における右派と左派 米大統領選の激しい思想闘争|会田弘継
中国動態|交通違反もスリも激減 中国監視カメラの「効用」|田中信彦
マネー潮流|年始の日本銀行に2つの朗報|木内登英
少数異見|ミレニアル世代が挑むべき「心地の悪い」交流
知の技法 出世の作法|仕事に活用できるメモの技法②|佐藤 優
経済学者が読み解く現代社会のリアル|最低賃金の引き上げで生産性は上がるのか|奥平寛子
人が集まる街 逃げる街|小樽市(北海道) 美しい街並みと豊富な海産物|牧野知弘
クラシック音楽最新事情|今年生誕250年 主役はベートーヴェン|田中 泰
ひと烈風録|理化学研究所 生命機能科学研究センター チームリーダー 辻 孝|塚崎朝子
話題の本|『スーパー大陸』著者 ケント・E・カルダー氏に聞く ほか
「英語雑談力」入門|make a resolution (決心する、決意する)|柴田真一
経済クロスワード|2020年の経済イベント
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