週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌。

担当記者より
2021年8月7日・8月14日合併号
2021年8月2日 発売
定価 780円(税込)
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【特集】無敵の文章術


ビジネスパーソンを中心に「文章術」の必要性が高まっています。リモートワークの情報伝達手段として、メールやチャットを使う機会が急増し、企画書はシンプルで精度の高い内容が求められるようになりました。そして、WebメディアやSNSの台頭で、書き手の裾野も拡大。どのシーンでも、文章スキルの向上が絶対に必要です。本特集では企画書やメール、SNSなど15種類の書き方をプロが徹底的に解説。短期間でのスキル向上を目指した演習ページも加えました。どのシーンでも通じる文章術をぜひ手に入れてください。

担当記者より

特集「無敵の文章術」を担当した堀川美行です。「はぁ?文章術??」。編集部内でこの企画持ち上がった1カ月前、実は私自身はまったくピンときませんでした。雑誌編集者ではありますが、とくに文章スキルを磨くことに時間を費やした経験はまったくなし。ほかの編集者はもっと勉強熱心であるに違いないのですが、はたして一般のビジネスパーソンはどこまで関心があるのか?

ところが、です。「今は理路整然としたメールを書けるような文章力がいちばん大事なビジネススキルなのです」。今回の特集にもご登場いただいている古賀史健さんはこう言い切ります。古賀さんが著した『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』は定価3,000円(税抜)もする分厚い本ですが、これが書店のビジネス書コーナーでも際立って目立ち、売れているのだそうです。都内の大型書店にも「文章術」「文章力」「言葉術」「書き方」……。あります、あります。「文章を書くというだけで、よくもこれだけ…」という光景です。

確かに最近のリモートワークでは、朝から晩までひっきりなしでメールやチャットが飛び込んできて、それに追われているうちに1日が終了。ウェブメディアやSNSを担当する人はもっと大変でしょう。

いずれにしても、そうしたビジネスシーンで必要なのは文章力。

「今、その精度を上げられるような教科書があるなら、手に取りたい」と思う人は多いはずです。コロナ禍、アフターコロナの時代、ビジネスの現場で使える「文章術」を手に入れて、自分の武器にしてほしい。そんな思いで作ったのが今回の特集です。

担当記者:堀川 美行(ほりかわ よしゆき)
『週刊東洋経済』副編集長。

>>週刊東洋経済編集部の制作にかける思い

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目次

特集
無敵の文章術
「自分を変えたい」うまく書けない人に試してほしい文章術 ●古賀史健
「うまくなりたい」文章力を短期間で劇的に引き上げる10原則 ●樋口裕一
「瞬時に伝えたい」A4 1枚の企画書で上司を納得させる方法 ●浅田すぐる
「無駄を省きたい」新聞記事のような報告書が目に留まる ●松林 薫
「突っ込まれない」隙がないビジネス文書は役所の文章を研究せよ ●小田順子
「口説き落としたい」提案書は商談相手の状態踏まえリアルな表現で ●清水久三子
「その気にさせたい」客の心をつかむコピーはどう生み出すか ●阿部広太郎
「鼓舞したい」部下を激励、社長に直訴 文豪たちに学ぶ手紙戦術 ●中川 越
「しっかり伝えたい」採用担当者を釘付けにする自己PRの書き方 ●中園久美子
「仕事上の文章力獲得に正確な読解力は不可欠」国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・教授 新井紀子
「読解力」演習 RSTの問題を解いて、読解力の弱点を見つけよう
「確実に伝えたい」すぐに返信したくなる 相手を動かすメール術 ●中川路亜紀
「ガツンと響かせたい」上司や部下を気遣うビジネスチャットの秘訣 ●山口拓朗
「みんなに読ませたい」成毛眞が伝授する! “バズる”投稿の極意 ●成毛 眞
「いいね!をもらいたい」SNSの情報発信で共感を呼ぶ文章術 ●東 香名子
「知らないと危ない」気づかずに使っている炎上表現、NGワード ●高橋暁子
「人気者になりたい」投稿の初心者ならnote、ブログは自己責任伴う
「大学講師になりたい」論文の質決める4基準 理工系は "IMR"が重要 
言葉選びに困らない 語彙力を上げる方法 ●石黒 圭
「作家になりたい」本を書ける人になるには特別な能力は要らない 一橋大学名誉教授 野口悠紀雄
 [寄稿] イタリア女子が惚れ込んだ  日本語のすばらしさ! 翻訳家 イザベラ・ディオニシオ
「すてきに見せたい」自分史は目的を明確に今後の夢や目標も書く
エンディングノートは家族に安心与える備忘録
文章術が学べる名著10冊

「文章術」演習 実際に取り組んでみよう
①企画書 思考を整理してまとめる
②報告書 序論や結論を記事の要領でまとめる
③提案書 リアリティーのある表現で提案を
④コピー 3つの接続詞でコピーを作る
⑤職務経歴書 自己PRに全力を尽くそう
⑥note、ブログ 基本的な書き方と解説
⑦論文 文系・理工系論文の執筆構成順と解説
⑧自分史 自分史年表の執筆事例と解説
⑨エンディングノート 必須項目と解説

スペシャルインタビュー
本田技研工業 社長 三部敏宏
「電動化は理詰めで進めるホンダ『第2の創業』だ」


ニュース最前線
トヨタ直営店でも不正車検 異例の総点検に募る危機感
巣ごもりで海運が大活況 造船業界に差す薄明かり
EC販売が「悪手」と酷評 資生堂の高級ブランド戦略


連載  
|経済を見る眼|コロナ下の雇用状況を中間総括する|太田聰一
|ニュースの核心|「エネルギー基本計画」の危うい土台|岡田広行
|発見!成長企業|ミルボン
|会社四季報 注目決算|今号の4社
|トップに直撃|鹿島 社長 天野裕正
|フォーカス政治|退陣もゼロではない五輪後の菅政権|塩田 潮
|中国動態|新型コロナで「鎖国」、長期戦を覚悟か|田中信彦
|財新 Opinion&News|北京五輪では経済合理性を最も重視すべきだ
|グローバル・アイ|揺れる政情と静かな市場 中南米できしむ「不安の断層」|ケネス・ロゴフ
|Inside USA|BLMでの批判から賛同へ 治安悪化で広がる警察支持|会田弘継
|FROM The New York Times|脱炭素でEUが独自規制も 論争呼ぶ「国境炭素税」
|マネー潮流|好調な米国銀行決算の裏側を読む|中空麻奈
|少数異見|日本の「おもてなし」は排他性と表裏一体
|知の技法 出世の作法|米軍の完全撤退で複雑化する アフガニスタン情勢とテロ|佐藤 優
|経済学者が読み解く 現代社会のリアル|コロナ禍の新卒世代に 集中訓練などの支援を|近藤絢子
|話題の本|『失敗を語ろう。』著者 辻 庸介氏に聞く ほか
|経済クロスワード|文章術
|人が集まる街 逃げる街|三重県志摩市|牧野知弘
|編集部から|
|先週号の読まれた記事 次号予告|

訂正情報

「週刊東洋経済2021年8月7日-8月14日合併特大号」(8月2日発売)に、以下の間違いがありました。訂正してお詫び致します。
 
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