特集「タイパ時代のAI英語術」を担当した堀川美行です。
Chat(チャット)GPTの登場は英語学習の世界にも大きな衝撃を与えました。英語学習といえば、英会話スクールに通ったり、参考書を何度も読んだりするのが定番でした。テレビやラジオ、最近はYouTubeなどを活用する人もいるのでしょう。
しかし、チャットGPTをはじめとしたAI(人工知能)はそんな英語学習法を劇的に変える可能性があるのです。
「これから日本人の英語学習はいったいどうなっていくのですか?」。取材班が質問をぶつけた相手は、カリスマ英語講師として知られる安河内哲也さんです。
チャットGPT、英文添削ツール、テキスト読み上げサービス……。取材中、安河内さんはパソコンやスマートフォン上に次々とAIを使った英語ツールを起動させました。日本語テキストは瞬時に英語テキストへ。AIは英文を読み上げたと思ったら、次の瞬間、日常会話を始めます。
この実演を見たり、聞いたりしているうちに、安河内さんの話はもう想像がつきました。そう、「英語学習にパラダイムシフトが起きた」のです。
AIの進化で私たちはスマホやパソコンさえあれば、いつでも、どこでも英語の勉強を行えるようになりました。英会話練習を行うのも、英文添削を受けるのも24時間OK。タイパは抜群なうえ、料金無料でもかなりの学習が可能です。
では実際、英語学習ではどのように使えばいいのでしょうか?
この特集では、読む、書くなど「4技能」すべてについて、AIを使った学習法を詳しく紹介しています。AIを活用する話題のアプリも徹底的に分析しました。
とくに英語学習で挫折した経験のあるビジネスパーソンには、新しい学習法にぜひ挑戦してほしいと思います。
担当記者:堀川 美行(ほりかわ よしゆき)
東洋経済 記者 『週刊東洋経済』副編集長