週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2024年3月16日号
2024年3月11日 発売
定価 850円(税込)
JAN:4910201330348

【第1特集】株の道場 4万円時代に買える株

日経平均株価は最高値を更新し、ついに未到の4万円台に乗せました。『会社四季報』2024年春号を先取りし、新NISA時代のお宝銘柄を発掘しましょう! 本特集では「来期純利益上方修正100」「来期最高益更新100」など成長銘柄を先取りしたランキングを総まくりしています。また増額修正銘柄を厳選先取りした春号サプライズ銘柄や新NISAに最適な投資法、銘柄発掘に欠かせない「会社四季報オンライン」の徹底活用術も紹介しています。人気のカリスマ投資家たちの賢い投資術も掲載しました。
 

【第2特集】地震と原発災害 能登半島地震の警告


能登半島地震は、原発の安全性に改めて疑問を突きつけた。活断層の過小評価はないのか。地盤の隆起に耐えられるのか。検証すべき課題は山積している。

担当記者より

特集「株の道場 4万円時代に買える株」を担当しました石川正樹です。
3月18日発売の『会社四季報』2024年2集春号では全上場企業集計の今期営業利益が15.4%増、純利益が14.7%増、来期も同様に9.8%増、7.2%増と好調が続く見通しです。コロナ禍一巡によるインバウンドの回復や、インフレ対応の値上げ効果が来期も寄与するものと思われます。

投資主体別動向を見ると、外国人投資家の日本株買いはますます活発になっています。前2023年は3兆1215億円と2年ぶりかつ高水準の買い越しとなりましたが、今年1月も2兆0693億円の買い越しが続いています(東証と名証の合計)。外国人投資家の日本株の見直しは依然として続いており、東証のPBR改革やガバナンス改革への期待は根強いものがあります。

一方、年初から始まった新NISA(少額投資非課税制度)ですが、始動後も個人の売り越しが続いています。このため市場への流入が想定以下にも思えますが、新NISAの認知度が高まっているのは間違いなく、今後、個人投資家の資金の流入が本格化すると思われます。

本特集では発売前の『会社四季報』春号を、来期業績を見据えて先取りしました。ランキングでは恒例の「四季報強気」(四季報の独自予想による増額)に加え、「来期最高益更新」「来期純利益上方修正」「来期連続増配」「来期配当利回り」など、来期を中心に9本を掲載しました。その他、四季報の独自増額銘柄を厳選した「サプライズ銘柄」12社や四季報春号の記事欄から有望なテーマ・材料を選りすぐった「テーマ株」など、四季報春号のポイントを掲載しています。

読み物としては、「新NISA時代の投資手法」に加え、会社四季報オンラインに連載中のカリスマ投資家のたけぞう氏が2024年度の国策テーマ株13銘柄を、足立武志氏がMBOや高配当利回り銘柄への投資の注意点を解説します。また今回は恒例の「伝説の編集長」による四季報春号の深読み術、「株式ウイークリー」編集長の注目6銘柄の解説に加え、「米国四季報」編集長が米国成長株と米国市場を、「会社四季報オンライン」編集長が四季報オンラインの新機能活用術について解説します。東洋経済の株式関連媒体の編集長が結集した豪華な内容となっています。

新NISAが始動した株価4万円の新たな時代に、本特集で「お宝銘柄」を見つけていただければ、と願ってやみません。

担当記者:石川正樹(いしかわ まさき)
中央大学法学部卒業後、東洋経済新報社入社。『オール投資』編集部、『金融ビジネス』編集長、『会社四季報』編集長などを経て、現在『週刊東洋経済』編集部。

>>週刊東洋経済編集部の制作にかける思い

目次

第1特集
4万円時代に買える株 新NISAで変わる投資術
株の道場


成長銘柄を先取り 四季報先取りランキングⅠ
[RANKING1] 来期純利益上方修正100(上方修正額50/上方修正率50)
[RANKING2] 来期最高益更新100(更新額50/更新率50)
[RANKING3] 今期四季報強気50
[RANKING4] 来期高配当利回り50
[RANKING5] 来期連続増配年数50
四季報春号データ集計表 今来期とも増益率が上振れ
有望銘柄を厳選先取り 会社四季報春号 サプライズ銘柄
会社四季報 伝説の編集長直伝 四季報春号の深読み法 山本隆行
[インタビュー]ついに最高値更新! 4万円台定着と今後の高値を占う
・B of A証券チーフ日本株ストラテジスト 圷 正嗣
・三菱UFJ信託銀行受託運用部チーフストラテジスト 芳賀沼千里
HBM、新紙幣、政策保有株売却… 「春号」で見つけた有望テーマ株

四季報 先取りランキングⅡ
[RANKING6] 直近四半期足元急回復50
[RANKING7] 増配期待成長株候補50
制度の長所・短所はこう生かせ! 新NISAに最適な投資法
全世界株投信と米国株投信が圧倒的 ─NISA口座での全商品購入額ランキング─
高配当株が人気 ─NISA口座での国内株購入額ランキング─

カリスマ投資家の投資術1
新年度こそ注目したい 国策関連の有望13銘柄 個人投資家 たけぞう
カリスマ投資家の投資術2
新年度相場の2大ブームに振り回されない賢い投資術 公認会計士・税理士・個人投資家 足立武志

四季報オンラインの徹底活用術
株式ウイークリー編集長注目 株価2倍狙う高成長株
米国会社四季報編集長解説 独自ランキングで「お宝株」発掘

第2特集
地震と原発災害 能登半島地震の警告
[インタビュー]「志賀原発の周辺でも地震性隆起の形跡を確認」 新潟大学名誉教授 立石雅昭
避難、屋内退避とも事実上不可能 破綻した避難計画
震源地で持ち上がっていた建設計画 「もしも珠洲に原発が建設されていたら?」

ニュース最前線
ツルハがイオン傘下入り ドラッグ2兆円連合の波紋
オムロンが2000人削減 制御機器不振で立て直しへ
「日本はKOくらってない」 エルピーダ坂本氏の遺言


連載
|経済を見る眼|社員の試行錯誤をいかに評価するか|柳川範之
|ニュースの核心|専業主婦「年金3号」は公平で正当性のある制度だ|野村明弘
|発見! 成長企業|エスペック
|会社四季報 注目決算|今週の4社
|トップに直撃|UUUM 社長 梅景匡之
|フォーカス政治|総裁再選狙う岸田首相の「次の一手」|塩田 潮
|マネー潮流|米国経済独り勝ちとドル1強の背景|佐々木 融
|中国動態|大統領選を控え中国が「疑米論」拡散|小原凡司
|財新 Opinion&News|中国の住宅販売、市場マインド悪化で続く難局
|グローバル・アイ|ナチ独裁完成「1933年の教訓」に今こそ震えろ|マーク・ジョーンズ
|Inside USA|トランプ現象の裏にある「強欲経済」の根深さ|会田弘継
|少数異見|社外取締役が会社にしがみつく弊害
|ヤバい会社烈伝|3・11と三菱商事 社長は言う 会社は社会だった|金田信一郎
|知の技法 出世の作法|佐藤流・情報の収集と分析の手法49|佐藤 優
|経済学者が読み解く 現代社会のリアル|「自制能力」が低水準のとき 人はルールの強化を望む|亀井憲樹
|話題の本|『日本国債入門』著者 服部孝洋氏に聞く ほか
|社会に斬り込む骨太シネマ|『オッペンハイマー』
|シンクタンク 厳選リポート|
|PICK UP 東洋経済ONLINE|
|ゴルフざんまい|日本と米国とのツアー競争力の差|小林浩美
|編集部から|
|次号予告|

訂正情報

「週刊東洋経済2024年3月16日号」(3月11日発売)に、以下の誤りがありました。訂正してお詫び致します。
 
49ページ ■会社四季報春号サプライズ銘柄
7318 セレンディップ・HD

<誤>
別の銘柄(企業)の記事のため、下記に差し替え
 ↓
<正>
【続伸】傘下の自動車部品メーカー等が想定以上に好調。ファンド管理報酬も寄与。営業益再増額。25年3月期はコンサルが黒字浮上。受注好調な傘下部品メーカーは続伸。表記は新規買収案件を見込まず。【買収戦略】年商数十億円の企業のM&Aを年1~2件ペースで検討。部品メーカーに加えて完成品メーカーも対象に。協働ロボット導入支援など新事業を積極育成。