特集「株価4万円時代のお金超入門」を担当した堀川美行です。今年3月4日、日経平均株価は史上初の4万円台乗せを果たしました。その2週間後の19日、日本銀行はマイナス金利の解除を決定。17年ぶりの金利引き上げを実施しました。それでも株価の上昇傾向は続いています。
金融機関などが開催する「投資セミナー」には多くの人が集まります。都内の大型書店では著名な投資家や金融ジャーナリストの書籍が平積みされています。新NISA(少額投資非課税制度)始動を追い風に投資家層は若い世代やリタイア世代などへも急拡大しているとみられます。
ただ、「浮かれてばかりはいられない」というのが、証券関係者の今の本音ではないでしょうか。1989年の年末に付けた日経平均の最高値が更新されるまで、30年以上もの時が必要になるとは兜町の誰一人さえも想像していなかったはずです。
下落局面がすぐに訪れるとは言いません。しかし、それが「いつ現実になってもいいように備えるべき」というのがプロの心得です。そのあたりの感覚に乏しいのが、投資の初心者や中級者ではないでしょうか。
だから、今こそ、お金や投資について、じっくりと考え、学んでほしいと思うのです。
今回の特集は一言で言えば、お金と投資のプロ、カリスマによる「誌上講義」。成功の理由、初心者、中級者へのアドバイスのほか、今知っておくべきキーワードなど満載です。ぜひ手に取ってみてください。
担当記者:堀川 美行(ほりかわ よしゆき)
東洋経済 記者 『週刊東洋経済』副編集長
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創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。
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