特集「株の道場 乱高下でも勝てる株」を担当した山本直樹です。3カ月に一度、『会社四季報』が発売される前に先取り情報をお届けする定番特集となります。
特集制作が佳境を迎えつつあった8月5日に、日経平均株価は過去最大の下落幅を記録しました。バブル崩壊以降、“~ショック”と呼ばれる下落相場を見慣れているはずの私も、今回の下げっぷりには唖然としました。
株式市場はいったん回復に向かった後、不安定な動きとなっていますが、市場関係者からは悲観的な声はそれほど聞こえてきません。その背景には、①日本は米中対立に伴う地政学的メリットを受ける、②株主還元の強化など株価を意識する経営者が増えた、③日本企業の収益力が向上している、など日本株を取り巻く環境が好転していることがあります。
今後もこれらのシナリオが崩れなければ、日本株にはまだ先高期待を持てそうです。株式投資の醍醐味といえば成長株選び。今回の特集では、『会社四季報』2024年4集秋号(9月13日発売予定)の先取り情報を中心に、成長期待の高い中小型株など、有望銘柄探しにお役立ていただける情報を満載しました。テンバガー(株価10倍銘柄)の見つけ方など、株式投資のヒントも紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
担当記者:山本直樹(やまもと なおき)
『オール投資』、『会社四季報』などを経て、現在は『週刊東洋経済』編集部。

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