自費出版ながら、全米で40万部突破のベストセラー!
人生、ビジネス、リーダーシップの原理原則に立ち返る再生のストーリー
「もうダメだ」。オフィスでも、家庭でも、スランプに陥っていたジェフはそうつぶやいていた。「誰かに話を聞いてもらいたい。批判ではなく、アドバイスがほしい」。
そんなときに、父の友人、トニーからもらった手紙を思い出す。そこには「もしいつか相談したいことが出てきたら、気軽に声を掛けてくれ」とあった。トニーは「企業再建のプロ」と称えられ、「年間優秀企業家賞」を2度も受賞している人物だ。今の自分とは縁が遠くなってしまっている。しかし、わらにもすがるつもりで、トニーに電話を掛ける。そこで、「8週間にわたって」「毎週月曜日の8:30からミーティング」をする約束を取りつけ、アドバイスを受けることになる。
トニーのアドバイスは、ジェフを人生の、ビジネスの、そしてリーダーの原理原則に立ち返らせるものだった。ジェフは、そのアドバイスにそって、行動を始め、やがてスランプを脱していく……。
トニーは最後のミーティングで「自分の可能性を潰してしまう手強い敵のひとつが、居心地のいい場所だ」と述べる。ここに至って、読者は気づかされる。「次の月曜日までに、どんな新しいことをするのか?」「何を、新しいやり方でやってみるか」と、トニーはジェフにミーティングの最後で必ず尋ねていた。「なぜ、その質問をし続けたのか」の種明かしがここでされる。
仕事、人生に行き詰まりを感じている人たちには、ぜひ読んでほしい。人生、ビジネス、リーダーシップの原理原則に立ち返るためのヒントに出会える。
The 1st Monday ドライバーと同乗者の違い The 2nd Monday 一番重要なことからぶれない The 3rd Monday 管理側世界から抜け出す The 4th Monday 「正しいことを行う」ルール The 5th Monday 厳しい目で人を採用する The 6th Monday やることを減らすか、もっとてきぱきとやる The 7th Monday バケツとひしゃく The 8th Monday 学びの領域に入る
デビッド・コットレル
David Cottrell
リーダーシップ・コンサルタント。
アーカンソー大学でマーケティングを学んだ後、ゼロックスに入社し、同社の歴史上、最年少の24歳でセールス・マネジャーになった。フェデラルエクスプレスに移り、上級管理職を歴任する。その後、連邦破産法適用を申請した会社の経営再建に成功し、コーナーストーン・リーダーシップ・インスティチュートを設立。これまで世界中の2万5000人以上の管理職に向けて、リーダーシップにまつわる講演を行なっている。彼のクライアントには、ウォルマート、サウスウエスト航空、エクソンモービル、ランズエンド、アフラックなどがある。
齋藤慎子 【訳者】
さいとう・のりこ
同志社大学文学部卒業。
広告制作会社、広告代理店を経て、現在は翻訳に従事。おもな翻訳書に、『究極のセールスレター』『究極のマーケティングプラン』(以上、東洋経済新報社)、『ザ・コピーライティング』(ダイヤモンド社)、『バルタザール・グラシアンの賢人の知恵』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。