日本人の苦手なリスニングとスピーキングを短期間で上達させてくれる画期的な英語学習法――それがカラン・メソッドだ!
カラン・メソッドのレッスンはとても単純。スカイプを通じて聞こえてくるフィリピン人講師のなまりのない滑らかな英語の質問に、生徒はただ英語で答えるだけ。ただし講師の話すスピードはネイティブスピーカーのナチュラルスピード。早すぎて聞き取れなかったり、質問に答えられなかったりしたときは、講師が答えを言ってくれるので、生徒はそれを復唱する。こうしてレッスン中はシビアな一問一答をくり返し、それをあとからテキストで復習することによって、生徒の頭の中には英語のリスニングとスピーキングの回路が新たにつくられていくのだ。
日本人がスピーキングで陥りやすい欠点――それは英語の質問を日本語に翻訳し、日本語で答えを考えてから、それを再び英語に翻訳して答えること。カラン・メソッドではそんな翻訳をしている暇はない。英語の質問に瞬時にして英語で答える。この英語反射力を鍛えてくれるのが、カラン・メソッドの素晴らしいところである。
先にも紹介したとおり、カラン・メソッドの講師はフィリピン人。トレーニングを十分に受けたフィリピン人の英語の発音は、ネイティブスピーカーのそれとなんら遜色がない。おまけに彼らは根っから陽気なので、スカイプでのマンツーマン・レッスンでも、生徒をいたずらに威圧することがないのだ。この点も日本人に向いている。
カラン・メソッドは現在20カ国以上、400校ほどの英語学校で採用されている。わが国で特筆すべきなのは、明治大学が導入して大きな成果を上げたことだ。なんとカラン・メソッドを受講した学生たちはTOEICで平均110点アップ、最高は250点のアップを達成した。
スカイプをつなげば即日始められる手軽さ、マンツーマンで学べるキメ細かさ、夜遅くでも受講できる学習時間選択の自由さ……こうした個々のニーズにフレキシブルに対応してくれるカラン・メソッド。この方法なら一人でも効果的にかつ安く英語を学ぶことができる。本書ではカラン・メソッドの内容を紹介しながら、いかにして効果的に英語を学べるか、その方法を説く――。