公務改革の突破口
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概要
地方自治体でのＮＰＭや政策評価・人事制度の導入・改革は、導入の段階を過ぎ、実践的な問題を解決してどうこれらを活用するかが問われている。自治体関係者に向けて次の１手を示す。
目次
第１部 新公共経営論 第１章 世界と日本のＮＰＭ／山本 清 第２部 ＮＰＭと公務員制度・人材育成 第２章 ＮＰＭ型改革における「経営」と「政策助言」 ―行政改革における組織・管理・制度の連関／田辺国昭 第３章 新しい公共経営と人材育成・人事評価 ―日本型公務員制度とＮＰＭとの親和性／稲継裕昭 第４章 ＮＰＭと評価のインパクト―人事行政／村松岐夫 第３部 政策評価 第５章 国における政策評価／渋谷和久 第６章 公共事業評価／金本良嗣 第７章 規制影響評価を日本に定着させるには／岸本充生 第８章 地方における政策評価 ―政策マネジメントの質向上のための課題／北大路信郷 第９章 自治体評価の実像／田中 啓 第10章 地方自治体のＮＰＭ改革の現状と課題 ―経営改革と市場化における日英比較から／稲沢克祐 第４部 討論―ＮＰＭと政策評価論の多方面発展へ 第11章 ＮＰＭにおいていかなる「責任」を実現するか ―政策評価の実践と人材育成／山谷清志 第12章 日本にＮＰＭは定着したか？／大住莊四郎 第13章 公共哲学のスタンスから見たＮＰＭ／山脇直司
著者プロフィール
村松岐夫 （編者）
むらまつ・みちお
学習院大学法学部教授、京都大学名誉教授。
1962年京都大学法学部卒業。京都大学法学博士。京都大学大学院法学研究科教授等を経て現職。
主な著書に『戦後日本の官僚制』、『地方自治』、『日本の行政』、『行政学教科書』、『平成バブルの研究（上・下）』（編著）、『平成バブル先送りの研究』（編著）、『包括的地方自治ガバナンス改革』（編著）、『日本政治 変動の30年』等がある。