戦後政治学の展開 機会と挑戦の50年

村松岐夫オーラルヒストリー

河野 康子編
2024年9月28日 発売
定価 4,950円(税込)
ISBN:9784492212578 / サイズ:A5/上/400

新憲法と復興、経済成長、大学紛争、平成バブル、複数の大震災など、戦後の日本の課題に、政治学はどう向き合ったのか。
京都大学教授、学習院大学教授を務め、『レヴァイアサン』創刊の編集人の1人でもあった村松岐夫京都大学名誉教授のオーラル・ヒストリー。

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概要

日本の政治学、行政学のトップ研究者として学界を牽引し、戦後日本を見続けた学者のオーラル・ヒストリー。

目次

第1部 研究者になるまでと90年代初期までの仕事

第1章 大学入学後:学生時代 ・ 助手 ・ 助教授 ・ 米国留学─60年代
第2章 第2回留学(米国在外研究)と京都市政調査 ・ エリート調査─70年代
第3章 『レヴァイアサン』 創刊の前後─80年代
第4章 執筆圏域拡大─80年代~90年代初期

第2部 90年代以降の研究と東京に移転後の仕事

第5章 京都大学での仕事
第6章 学習院大学での仕事

第3部 大学入学前のこと

第7章 小中高教育

著者プロフィール

河野 康子  【編】
こうの やすこ

法政大学名誉教授。1969年津田塾大学学芸学部卒業。1975年上智大学大学院外国語学研究科国際関係論専攻修士課程修了(国際関係学修士)。1983年東京都立大学大学院社会科学研究科政治学専攻修士課程修了(法学修士)。1990年法学博士(東京都立大学)。
東京都立大学法学部非常勤講師、法政大学法学部政治学科教授等を経て現在に至る。外務省いわゆる日米「密約」問題に関する有識者委員、文部科学省教科用図書検定調査審議会委員、外務省『日本外交文書』編纂委員を歴任。
単著に、『沖縄返還をめぐる政治と外交――日米関係史の文脈』(東京大学出版会、1994年、大平正芳記念賞受賞)、『日本の歴史(24巻)戦後と高度成長の終焉』(講談社、2002年)がある。ほか、共著、編著多数。