さらば!超高齢社会悲観論

椎名 一博著
2012年11月2日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492223291 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:208


74歳まで働くだけで、10.5兆円の新産業が生まれ、社会保障費も12兆円減らせる。

「希望にあふれた超高齢化社会ニッポン」をつくる



日本社会は閉塞感が蔓延しているようにいわれるが、視点を変えれば幸せな未来像を描き出すことができる。いまの高齢者は実質10歳若返っている! 74歳まで元気に働くだけで、10.5兆円の新産業が生まれ、社会保障費も12兆円減らすことができる。消費税20%はまったく不要。



「希望にあふれた超高齢化社会ニッポン」をつくるための「新しい価値の発見」と「健康」「連携」をキーワードにした画期的な「街づくり」対策を示した、戦う現場からの最新報告。


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概要

今の高齢者は実質10歳若返っている! 74歳まで元気に働くだけで、10.5兆円の新産業が生まれ、社会保障費も12兆円減らせる。消費税20%は全く不要。戦う現場からの最新報告

目次

第1章 このまま国では滅びる!?:まずは超高齢社会の現実を見る

第2章 新しい社会には、新しい2つのモノサシが必要だ:「ライフスタイル価値」と「スマート経済価値」

第3章 「元気高齢者」が22・5兆円の新産業を生み出す

第4章 健康だから働ける。働くから健康でいられる:「長生き×健康」という「健康寿命」の考え方

第5章 「街づくり×エコシステム」がビジネスとライフスタイルを変える

第6章 「街ごと老朽化する未来」をどう防ぐか:「健康未来都市・柏の葉」の未来へ向けた挑戦

第7章 21世紀型街づくりの2つの核:「健康ステーション」と「社会協働システム」

第8章 最先端では何が行われているか?:挑戦者たちの「知×実践」型ソリューション

第9章 立場が異なる「人×人」の連携が未来を拓く

著者プロフィール

椎名一博
しいな・くにひろ

1954年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業後、1989年三井不動産株式会社入社。S&E総合研究所上席主任研究員。2003年より柏の葉の街づくりに従事。
2005年にNPO柏の葉キャンパスシティITコンソーシアム(理事長:東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻・淺間一教授)の設立に参画し、オンデマンドバスなどのICTを活用した実証実験を推進。理事。2006年にNPOケミレスタウン推進協会の設立に参画し、事務局長としてケミレスタウン・プロジェクトを推進。同プロジェクトは2012年6月に期間が満了し、ケミレスタウン認証制度はNPO日本健康住宅協会に引き継がれた。
2008年に千葉大学発ベンチャー「株式会社健康サポートネットワーク」が設立され、PHRを活用した健康づくりの実証事業に参画。2009年より、東京大学産学コンソーシアム「ジェロントロジー」(現、東京大学産学ネットワーク「ジェロントロジー」)に参加。

共著に『長生きできる街づくり』(千葉大学予防医学センター編、発行:PHPパブ リッシング)がある。