ラディカル・コネクティビティがもたらす未来社会
人と人がいつでも、瞬時に、地球上のどことでもつながり合う能力は、世の中を劇的に変えている。ソーシャルメディアのパイオニア、政治・ビジネス戦略のエキスパートとして第一線で活躍し、ハーバード大学ケネディスクールでも教鞭をとる著者が、新しいテクノロジーがもたらす社会の未来の素晴らしさと恐ろしさを説く。
市民がソーシャルメディアを使って政府を倒す。オンラインで資金を調達する草の根勢力が政府の権力を揺るがす。オンライン講義が普及して、大学は学生の確保に苦しむ。市民ジャーナリストやブロガーの出現で既存のニュース媒体は劣勢に立たされる。伝統的機関に革命の波が押し寄せている。新しいテクノロジーは両刃の剣だ。社会を良くすることもあれば、意図せざる結果を生むこともある。
新しいテクノロジーは世界を劇的に変える計り知れない力を持っている。注意深く使わなければ、暗澹たる未来に行き着き、自由を奪われ、基本的な人間の価値が脅かされることになりかねない。私たちの未来はどこにあるのか。著者の深い洞察と熱い想いが凝縮された未来への希望と警鐘の書。