環境経済学入門(ピアスほか)

ターナー,R.K著/ピアス,D著/ベイトマン,I著/大沼 あゆみ訳
2001年2月17日 発売
定価 3,190円(税込)
ISBN:9784492312872 / サイズ:A5判/ページ数:352

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概要

環境にかかわる領域は幅広い。本書は、環境経済学の基本理論から政策手段にいたるまでを、事例を挙げながら、やさしく解説。環境問題に関心のある人には必読。

目次

第1部 経済学と環境

第1章 大きな経済
第2章 環境と倫理
第3章 経済成長・人口増大と環境
第4章 持続可能な発展

第2部 環境悪化の原因

第5章 市場の機能と「失敗」の理由
第6章 政府の失敗

第3部 意思決定と環境

第7章 費用便益の考え方
第8章 自然に対する関心を評価する
第9章 不確実性

第4部 環境政策

第10章 環境保全のために市場を利用する
第11章 環境を利用することに負担を課す
第12章 環境税
第13章 環境許可証を取引する
第14章 環境基準を設定する

第5部 天然資源

第15章 再生可能資源
第16章 非再生可能資源

第6部 環境経済学の現実への適用

第17章 ビジネスと環境
第18章 廃棄物を処理する
第19章 気候変動
第20章 経済学とオゾン層
第21章 生物多様性を保全する
第22章 国際的環境政策:酸性雨
第23章 発展途上国の環境

著者プロフィール

 
 

ピアス,デビッド 
Pearce,David  

1941年生まれ。1960年オックスフォード大学卒業後、ロンドン大学大学院修了。現在ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン教授および地球環境社会経済研究所長。政府や国連・世界銀行をはじめ国際機関のアドバイザーを多数歴任。1989年に、環境への貢献により国連グローバル500を受賞。環境経済学全般にわたる広範な研究を行う。

ターナー,R.ケリー 
Turner,R.Kerry 

1948年生まれ。1970年ウェールズ大学を卒業後、レスター大学大学院修了。現在イースト・アングリア大学教授およびピアス教授と共に地球環境社会経済研究所長。これまで、環境経済学の専門家として政府や国際機関の多くの委員を勤める。沿岸地帯や湿地の管理・保全および廃棄物処理に関する研究多数。
 

ベイトマン,イアン 
Bateman,Ian 

1961年生まれ。バーミンガム大学を卒業後、マンチェスター大学を修了。1987年エクスター大学の講師などを経て、現在、イースト・アングリア大学准教授および地球環境社会経済研究所上級研究員。非市場財の経済評価を主な研究対象とし、CVM研究で世界的な評価を得ている。


大沼あゆみ 
おおぬま・あゆみ 

1960年宮城県に生まれる。1983年東北大学経済学部卒業。1988年東北大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1988年東北大学経済学部助手。1989年東京外国語大学専任講師。現在東京外国語大学助教授(経済学博士)。1995-97年ロンドン大学地球環境社会経済研究所(CSERGE)客員研究員。専攻環境経済学、理論経済学