マクロ貨幣経済の基礎理論

藤原 秀夫著
2008年10月3日 発売
定価 3,960円(税込)
ISBN:9784492313909 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:296

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概要

ケインジアン・モデルとマネタリスト・モデルという今日でもその重要性はいささかも消え失せていない歴史的論争をめぐる未解決の論争について、著者なりの解答を示す。

目次


第1章 貨幣錯覚、所得流通速度とケインジアン・モデル
    および「マネタリスト・モデル」 
第1節 標準的な雇用決定を含む所得・支出モデル 
第2節 インフレ経済の場合 
第3節 流通速度の内生化と「マネタリスト・モデル」 

第2章 利子率政策および貨幣政策とマクロ経済の安定性 
第1節 インフレ目標と貨幣政策および利子率政策の有効性 
第2節 利子率政策とインフレ目標および為替レート目標 
第3節 インフレ目標と為替レート政策 

第3章 為替レート決定理論の再検討 
第1節 「金利平価モデル」と一般均衡 
第2節 マネタリー・モデルの整合性 
第3節 マネタリー・モデルと供給関数 
第4節 動学マネタリー・モデルと一般均衡 

第4章 固定相場制のマクロ経済モデルの理論的基礎 
第1節 完全雇用の場合 
第2節 短期不完全雇用均衡の場合 
第3節 固定相場制の完全資本移動モデルと予想インフレ率

第5章 経済成長と貿易収支の関係に関する
    古典的問題の理論的分析 
第1節 経済成長と貿易収支に関する
    R.A.マンデルの主張の再検討 
第2節 単純な経済成長モデルにおける
    均衡成長率と貿易収支(完全雇用の場合) 
第3節 経済成長と貿易収支の長期的傾向