エコノミストたちの歪んだ水晶玉

野口 旭著
2006年3月3日 発売
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492394571 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:328

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概要

経済をめぐる論戦は尽きることなく続いている。誰の主張が正しく、誰の主張が誤りであったのか。そもそも、なぜ彼らは意見の一致をみないのか。鋭い筆致で切り込む。

目次


第1)部 長期停滞をめぐる経済論戦とその帰趨
第1章 日本経済はなぜ回復したのか
第2章 政策論争の事後評価─何が正しく何が誤っていたのか
第3章 ポスト・デフレ経済へのシナリオ

第II部 ケイザイを斬る!
第1章 人々はなぜデフレを好むのか
第2章 「構造」なる思考の罠
第3章 責任から逃走し続ける組織の病理
第4章 清算主義=無作為主義の論理と現実
第5章 複雑性という名の素朴な信仰
第6章 リフレ派の栄光と苦闘
第7章 政策批判の過去と現在
第8章 開かれた社会とその宿命
第9章 政策転換の現実と利害
第10章 エコノミストたちの歪んだ水晶玉
第11章 ポスト「失われた十年」の闘い

終 章 経済政策をめぐる利害と理念