日本経済の明日を読む2010

みずほ総合研究所著
2009年12月4日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492395240 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:216

著者コメント





リーマン・ショックから1年余り。その間、大方の予想以上の激変があった。磐石と見られた米国の大手金融機関が破綻した。金融立国を目指してきた国々ばかりではなく、金融バブルの過程で、大いに沸いた中東欧諸国や多くの新興国も、大量の外貨流出に悩み、景気対策を打つ財政資金の捻出にすら困る状況となっている。



資源価格の下落で、産油国にも余裕はない。厳しい金融経済危機に喘ぐ国々が多いなか、中国経済の回復ぶりは著しく、中国を1つの核とする新しい世界経済の到来が予想されている。百年に一度とも言われる金融危機の到来は、世界経済の軸足に大きな変化をもたらし、新自由主義的な経済システムに一定の見直しが迫られている。



日本では、金融危機と平仄を合わせるように、政権が交代した。少子高齢化が類のない速度で進行する日本で、いかに安定した経済成長と社会システムを形成していくかが問われている。日本経済では、物価下落が再び進行していることも大きな懸念である。

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概要

日本経済の回復基調は本物か? 政権交代の景気への影響は? 日本経済が抱えるリスクは何か? 一流シンクタンクのエコノミストが総力をあげて分析する日本経済の将来像。

目次


第1章 ポスト金融危機の内外経済アウトライン
第2章 日本を取り巻く海外経済の展望
第3章 日本経済の展望
第4章 金融マーケットの展望
第5章 新政権は日本経済を再生できるか